季節の境目が少しずつぼやけてきていますが、食材から四季を楽しむことに変わりはありません。魚はやっぱり冬においしくなるものが増えますし、青菜や白い根菜などこの季節にこそ料理して食べたいものばかり。外食も増える季節ですが、家の食事も充実させましょう!
冬は寒さに加えて、流行り病も増える季節。とはいえせっかくの年の瀬ですから、久々に友人とあったり親戚を訪ねたり、外食して楽しく過ごしたいですね。体調管理には規則正しい生活が大事ですが、とりわけ睡眠と食事は大切です。とはいえ食事に関しては、かたくるしいことは考えずに、旬の野菜や魚を自分が調理しやすい方法で食べるのが一番。調理がシンプルなほど、旬のものはおいしくいただけます。
ただ、同じ素材を食べ続けて、ちょっと飽きたな……と思ったら、この本を見てみてください。『四季dancyu』はレシピの本ですが、見るだけでも愉しめるよう、おいしそうな写真がずらりと並んでいます。毎日毎日、ちゃんとつくる必要はないけれど、この本を見ていたら、「食べてみたい!」と思う料理が必ずあるはず。難しい料理ばかりではありませんので、時間のあるときに、冬の味覚を新しい料理で味わってみてください。どれも現代の食卓にマッチする料理を提案することができる実力派の料理研究家さんたちのレシピです。
例えば今日発売の『四季dancyu 2023冬』号であれば、オーブンを使った料理や鍋料理などを多く紹介しています。じっくり加熱された料理は、体を内側からぽかぽかと温めてくれます。味つけも自分ではなかなか思いつかないけれど、家庭でちゃんと再現できるレシピが満載です。
実際につくって食べてみたら、おいしくて驚くと思いますよ!
写真:宮濱祐美子