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起きるのが楽しくなる、卵の朝ごはん

起きるのが楽しくなる、卵の朝ごはん

桜も散り、薄着が気持ちのよい季節になってきました。新年度が始まり、令和もいよいよ。ワクワクする一日の元気を生み出すには、やっぱり卵です。『四季dancyu 春の食卓。』から、とっておきの春色朝ごはんレシピを二つ紹介します。

季節が変われば、食べたいものも変わります

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四季が巡れば、旬の食材も移ります。人間も、季節に合わせて暮らすのが本来の姿。今の生活スタイルでは、四季の移り変わりを意識するチャンスも少ないですが、それでも春になれば、さっぱりした酸味のあるものが食べたくなったり、苦味のある山菜や生の野菜など、旬のものを食べたくなりますよね。
卵の旬もまた、春。今回ご紹介したレシピを併せて、紙面では、卵の朝食レシピを18種類も!紹介していますので、そちらもぜひつくってみてくださいね。

ベーコンエッグトースト

ベーコンエッグトースト
朝ごはんの定番メニューをトーストにのっけました。ベーコンはカリカリに焼いてクリスピーに。ベーコンから出た脂で卵を焼いて香ばしく。フライパン一つで完成。

材料材料 (2人分)

食パン2枚(6枚切り)
2個
ベーコン8枚(100g)
キャベツ100g
バター大さじ1と1/2
マヨネーズ大さじ1と1/2
茎ブロッコリー4本
ミニトマト各4個(赤、黄)
サラダ油少々
適量
胡椒適量

1 せん切りキャベツをマヨネーズで和える

キャベツはせん切りにしてボウルに入れ、マヨネーズで和えて、塩・胡椒各少々を加えて混ぜる。

2 ブロッコリーをゆでる

つけ合わせの茎ブロッコリーは根元のかたい皮はピーラーでむき、長さを半分に切る。塩少々を入れた熱湯でゆでて冷水にとり、ザルにあげる。茎ブロッコリーがなければ普通のブロッコリーでもOK。

3 ベーコンをじっくりカリカリに、卵も焼く

フライパンにサラダ油を熱し、ベーコンを広げるようにして入れて弱火でゆっくり、カリカリになるまで炒めて取り出す。続けて卵を割り落として塩・胡椒各少々をふって半熟状になるまで焼く。

4 パンと卵をドッキング

食パンは2枚とも焼いてそれぞれにバターを塗り、その上に1のキャベツを広げ、3のベーコンと目玉焼きをそれぞれにのせ、器に盛りつけて、つけ合せを添える。

アボカドチーズトースト

アボカドチーズトースト
火の通ったアボカドはホクホク。卵と組み合わせればパン1枚でもボリュームは満点。準備はいたって簡単、焼いている時間を有効利用できる、朝にうれしいトーストです。

材料材料 (2人分)

食パン2枚(6枚切り)
アボカド大1個
レモン汁適量
ゆで卵2個
玉ねぎ40g
ピザ用チーズ120g
オリーブオイル大さじ1と1/2
粗切り赤唐辛子適量
適量
胡椒適量

1 アボカドを切る

アボカドは縦に切り込みを入れてねじるようにして半分にして種を取り、皮をむいて厚さ1cmの半月切りにして、レモン汁をふる。

2 ゆで卵、玉ねぎを切る

ゆで卵は殻をむいて縦6等分のくし形に切る。玉ねぎは薄切りにする。

3 塩をふる

アボカド、ゆで卵に塩・胡椒をふる。

4 トーストする

食パンにオリーブオイルを塗って天板に並べ、ゆで卵をのせて玉ねぎを散らし、チーズをふる。オーブントースターで10分ほど焼き、器に盛って赤唐辛子を散らす。

教えてくれた人

大庭英子さん

大庭英子

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。同じ料理でも先生のレシピでつくるとまた食べたくなるので、ぜひ試してみてください。

四季dancyu『春の食卓。』
A4変型 判( 116 頁)
ISBN: 9784833477680
2019年3月5日発売 / 1,080円(税込)

撮影:原ヒデトシ