9月3日から16日までの期間限定で提供する“三陸わかめと美ら海もずく 海鮮彩り定食”は、三陸産の歯ごたえたっぷりのわかめと、深い旨味を持つ沖縄産もずくをふんだんに使ったメニューです。海藻の美味しさに驚くこと間違いなし!東京駅の「dancyu食堂」でぜひ堪能してください。
世界三大漁場の一つと呼ばれる三陸は、肉厚で良質なわかめが採れることで知られている。一方、美しいコバルトブルーの海に囲まれた沖縄は、もずくの栽培に適した環境が整い、日本一の生産量を誇る。この度、日本の北と南の海の恵みを一度に堪能できる、夢のような定食が「dancyu食堂」に登場!三陸わかめと美ら海もずくの美味しさを生かした5品が並ぶ定食は、あれもこれも食べたい食いしん坊にはたまらないはずだ。さっそく、魅力溢れるメニューを見ていこう。
1品目の“わかめとシラス丼”は、わかめ、シラス、マグロのブツ切り、粗おろし大根などが白いご飯を埋め尽くす。にぎやかな見た目に、ワクワクが止まらない。「わかめは真水ではなく、少し塩味を感じる濃度の塩水で戻します」という料理長・松浦寛大さんの工夫で、三陸わかめのシャキシャキとした歯ごたえがいっそう引き出され、口の中にほどよい塩気と軽やかな旨味が広がる。しょうゆをさっと回しかけ、豪快に混ぜながら食べるのもお薦めだ。
2品目の“わかめ肉豆腐”は、ご飯のおかずにもおつまみにも人気の肉豆腐に、わかめを加えた逸品。豚肉と豆腐が主役と思いきや、わかめの堂々とした存在感が際立っている。加熱調理をしてもシャキシャキ感が楽しめるのは、肉厚な三陸わかめだからこそ。わかめの旨味が他の食材にもしっかりと染み込み、満足感のある味わいになっている。
3品目の“もずくとさつまいものかき揚げ”は、沖縄のソウルフードであるもずくの天ぷらに、細切りのさつまいもを合わせてアレンジしたもの。このかき揚げには、松浦さんの創意工夫が詰まっている。「衣には水を一切入れず、使うのはもずくの水分のみ。粉は米粉と片栗粉をブレンドしています」と美味しさの秘密を教えてくれた。いくらでも食べられそうなサックサクの歯ざわりは、おつまみとしても最強だ。
4品目の“もずくのお味噌汁”は、美ら海もずくの持ち味である、しっかりした食感と太さを堪能できる。もずくの深い旨味とみょうがの風味が絶妙にマッチしたやさしい味わいに、ほっとすること間違いなし。
5品目の“もずくの黒蜜漬け”は、もずく&ところてんを黒蜜でいただく小鉢。「もずくを甘くして食べるの?」と眉をひそめた方は、ぜひ実食してほしい。つるつるっとしてくせのない味わいの美ら海もずくは、酢だけではなく、黒蜜とも相性抜群!すだちの砂糖漬けの漬け汁を加えるという松浦さんのアイデアで、甘さがグッと引き締まっている。口直しにぴったりの“推し”の一品だ。
「わかめともずくは存在感がありながらも、他の食材を引き立てる名脇役」と松浦さんが語る通り、この定食では、魚介や肉、野菜、果物などさまざまな食材と組み合わせ、海藻の多様な味わいを存分に楽しむことができる。たっぷりの量で満足感があり、しかもヘルシーな定食をこの機会にぜひ!
文:川端浩湖 撮影:岡本 寿