
「dancyu食堂」では本誌春号と連動した特別メニュー、「たまごかけごはん」と「特製 味玉」を3月6日~3月19日頃まで、期間限定で提供します。定食メニューに追加してもよし、酒のつまみにも最適。春を彩るこの時季だけのお楽しみ、どうかお見逃しなく!
3月6日発売のdancyu春号「ニューたまごパラダイス」特集では、「階級別TKG(たまごかけごはん)選手権」という記事を掲載しています。スーパーマーケットで買えるたまごを値段(価格)別に分け、たまごかけごはんで食べ比べ、名品を探す企画です。その中で勝ち残った逸品たまごが、dancyu食堂で味わえます!

1品目の「たまごかけご飯」には宮崎県産「霧島山麓育ちの卵」を使用。霧島山麓の清らかな空気と天然水に育まれた親鳥が産むたまごには、自然の恵みが凝縮されている。採卵直後に出荷される鮮度の良さも自慢だ。
黄身と白身を箸で溶く瞬間から、はっきりとした違いがわかる。箸を押し返すようにぶるんと弾力のある白身、こんもりと盛り上がった黄身。「ご飯にかけたら、まずはそのまま一口どうぞ」と、料理長の佐藤正光さんのアドバイスに従えば、ナッツのようなコクと香りが口の中を駆け巡る。醤油を垂らして味わうと、さらに深い旨味がグッと立ち上がった。羽釜ご飯の粒立ちの良さ、ほどよい弾力もたまごと相性抜群だ。
「シンプルゆえに、たまごのポテンシャルの高さがストレートに伝わります。たまごとのバランスを考えると、あえてご飯の量を茶碗7割~1/2に留めるのが理想的です」と佐藤さん。定食のご飯を少し食べてからたまごをかけるか、おかわり(200円)を追加で注文するのもお薦めだ。


2品目の「特製 味玉」として佐藤さんが白羽の矢を立てたのは「炭と玄米のたまご」。飼料に炭と玄米を混ぜることで、親鳥の腸内環境を整えるというユニークな飼育方法でも話題。
「たまごに雑味や臭みがまったくありません。ゆでると黄身にはねっちりした舌ざわりと濃厚な旨味がありますが、後味のキレがいい」と佐藤さん。半分にカットすると、黄金色に輝く黄身が表れ、その完璧な半熟具合に思わずため息がもれる。隠し味に酢を使った特製醤油ダレが味をキリリと引き締め、たまごの旨味がさらに引き立つ。白いご飯はもちろん、“呑めるたまご料理”の代表格といっても過言ではないだろう。
たまごの偉大さと奥深さに思わずひれ伏す珠玉の二品。ぜひご堪能あれ!

文:鈴木美和 撮影:海老原俊之