いま、飲食店に「黙食」というポスターが貼られていることがあります。新型コロナウイルス感染防止のために、黙って食事をしてください、という意味です。 これを見た小山薫堂さんは、本誌7月号の連載「一食入魂」で書きました。
「黙食」という言葉。もし、飲食店の営業時間短縮やアルコールの提供禁止が飛沫防止を前提にしたものとするならば、黙食の徹底によってそれは回避できるのではないかと思う。ただ、黙食という響きがあまりよろしくない。会話が無くなることで、楽しいはずの食事が台無しになる……そんな印象がつきまとう。その瞬間、ふと閃いた。黙食をもっとポジティブに捉えられるようなキャッチコピーをつけてみたらどうだろう?そうだ、それこそまさに一食入魂だ!
「黙食~一食入魂」と記した途端、食事中の会話を禁止するというネガティブなイメージが、目の前の一食に愛を注ごう!というポジティブなものに変わる……
(中略)
一食入魂の精神は、コロナ禍の今こそ必要なのかもしれない、と改めて思った。
本当に「一食入魂」をつけるだけで、「黙食」が食にきちんと向き合うための素敵な言葉になります。
そこで、小山薫堂さんに「黙食 一食入魂」とその主旨を書いていただき、ポスターにしました(縦と横があります)。
PDFファイルが開きます。表示されたポスターをダウンロードしてください。
PDFファイルが開きます。表示されたポスターをダウンロードしてください。
よろしければ、これをダウンロードしていただき、お店などに貼ってお使いください。
このような状況ですが、食事を楽しくするため、みんなが食に向き合えるように少しでもお役に立てれば幸いです。
文:編集部