植野がナビゲートするTOKYO FMの番組「食べるラジオ」(毎週土曜19時~19時30分)では、毎回、料理や食材をテーマに“美味しい話”を繰り広げるほか、この「食日記」でも番組内容と関連した話を紹介します。7月25日の放送では、松尾貴史さんをゲストにカレーについて熱く語りました。
タレントの松尾貴史さんは週に5、6杯は食べているカレー好き。好きが高じて東京・下北沢に「般゜若」という店まで開いてしまいました。そんな松尾さんとのトークで、カレーは本当に自由な料理だと改めて思いました。どんな材料を入れてもいいし、どんな主食と合わせてもいい(ご飯、パン、パスタ、うどん、そば……)。器だって皿でも丼でもなんでもいい。スプーンでもフォークでも、手で食べてもいい。特に最近の「スパイスカレー」はフリースタイルですね。いろいろなカレーや食材を盛り合わせたり、仕上げにスパイスをふりかけたり。ルゥはあるけどルールはない。スパイスさえ使えばなんでもOK。
(ちなみに、「スパイスを使うのがカレーだから、“スパイスカレー”という言葉は“演技派俳優”みないな言い方ですね」と松尾さんは言っていました……)
ちなみに、僕ももちろんカレーは大好きでよく食べます。最近はスパイスカレーが多いのですが、昔ながらのルゥカレーも好きです。そしてついカツカレーを頼んでしまいます。本当はカレーだけで味わいたいのですが、カツが加わった力強い味わいの魅力に勝てないのです。パワーが付くというか、これを食べられる自分はまだ大丈夫という判断基準にしているというか。
赤坂のとんかつ屋「まさむね」のカツカレーは、もちろんとんかつが美味しいし、カレーも本格的なスパイスカレー。この組み合わせのバランスが素晴らしく、心地よいですね。渋谷の「トライアングルカレー」の軽やかなカツカレーも好きです。先日発売になった『dancyu“食いしん坊”編集長の極上ひとりメシ』(ポプラ新書。植野流カツカレーの食べ方も書いてあります)の表紙のカツカレーはこの店のものです。そして、「般゜若」のカツカレー。さらっとしていてでもじわりと旨味が広がるカレーと、イカ墨が練り込まれたパン粉のカツの相性が抜群です。やはりカツカレーは魅力的ですね。
「食べるラジオ」TOKYO FM 毎週土曜19時〜19時30分OA
※8月1日~は毎週土曜20時~20時30分になります。
※ノーカット版はJFNPARKで聴けます。
https://park.gsj.mobi/program/show/50786
番組へのメッセージはインスタグラム@taberuradioに書き込んでください。
文:植野広生
タレントの松尾貴史さんは週に5、6杯は食べているカレー好き。好きが高じて東京・下北沢に「般゜若」という店まで開いてしまいました。そんな松尾さんとのトークで、カレーは本当に自由な料理だと改めて思いました。どんな材料を入れてもいいし、どんな主食と合わせてもいい(ご飯、パン、パスタ、うどん、そば……)。器だって皿でも丼でもなんでもいい。スプーンでもフォークでも、手で食べてもいい。特に最近の「スパイスカレー」はフリースタイルですね。いろいろなカレーや食材を盛り合わせたり、仕上げにスパイスをふりかけたり。ルゥはあるけどルールはない。スパイスさえ使えばなんでもOK。
(ちなみに、「スパイスを使うのがカレーだから、“スパイスカレー”という言葉は“演技派俳優”みないな言い方ですね」と松尾さんは言っていました……)
ちなみに、僕ももちろんカレーは大好きでよく食べます。最近はスパイスカレーが多いのですが、昔ながらのルゥカレーも好きです。そしてついカツカレーを頼んでしまいます。本当はカレーだけで味わいたいのですが、カツが加わった力強い味わいの魅力に勝てないのです。パワーが付くというか、これを食べられる自分はまだ大丈夫という判断基準にしているというか。
赤坂のとんかつ屋「まさむね」のカツカレーは、もちろんとんかつが美味しいし、カレーも本格的なスパイスカレー。この組み合わせのバランスが素晴らしく、心地よいですね。渋谷の「トライアングルカレー」の軽やかなカツカレーも好きです。先日発売になった『dancyu“食いしん坊”編集長の極上ひとりメシ』(ポプラ新書。植野流カツカレーの食べ方も書いてあります)の表紙のカツカレーはこの店のものです。そして、「般゜若」のカツカレー。さらっとしていてでもじわりと旨味が広がるカレーと、イカ墨が練り込まれたパン粉のカツの相性が抜群です。やはりカツカレーは魅力的ですね。
「食べるラジオ」TOKYO FM 毎週土曜19時〜19時30分OA
※8月1日~は毎週土曜20時~20時30分になります。
※ノーカット版はJFNPARKで聴けます。
https://park.gsj.mobi/program/show/50786
番組へのメッセージはインスタグラム@taberuradioに書き込んでください。
文:植野広生