
2026年冬号「名酒場の感動つまみ」特集で、もしもdancyuがこれまで掲載したレシピから選りすぐりのつまみを出す最高の酒場を開いたら――。そんな妄想から生まれた企画が、“dancyu夢ワイン酒場”。今回は、豚の脂によって、たこの旨味が倍増する『クリスチアノ』の「たこと塩豚のオイル焼き」をご紹介!
魚介と肉を一緒に仕込むポルトガル伝統の郷土料理を、こんなにポップにまとめた一皿なんて、この店でなければ出会えない。佐藤幸二シェフ自家製の“バカリヤウ(干し鱈)”のコロッケや揚げソーセージなど、ディープなポルトガル惣菜の魅力にハマってしまう。
| ゆでだこ | 80g |
|---|---|
| 豚スペアリブの塩漬け | 160g(*) |
| ペコロス | 3個 |
| にんにく | 1片 |
| ローリエ | 3枚 |
| タイム | 3枝(生) |
| ディル | 3枝(生) |
| オリーブオイル | 大さじ3 |
| 塩 | 少々 |
*豚スペアリブ、または豚バラ肉に、重量の1.2%の塩を満遍なくまぶして一晩置く。
足を切り分けたたこをボウルに入れ、40℃くらいの湯(お風呂の温度)に30分浸しておく。湯を捨て、手のひらの付け根で5分ほど優しくもみ、水気を拭き取る。たこの足の筋肉をもみほぐすことで、味がしみ込みやすくなる。さらに、肉叩き(または空き瓶)で叩き、繊維をほぐし柔らかくしておく。豚肉は食べやすい大きさに切る。

フライパンにオリーブオイルとローリエを熱し、香りが出たらローリエをいったん取り出す。
①とペコロス、にんにく、タイムを入れ、蓋をして弱火にかける。3分したら材料をひっくり返して、再び蓋をする。これを3回繰り返して香ばしく両面を焼く。最後にディルを加えて蓋をし、火を止め余熱で3分ほど蒸す。オーブンを使う場合は、最初から耐熱容器にすべての材料を入れ、200℃で15分焼く。

皿に盛りつけ、塩をふり、食べやすい大きさに切る。たこは火が通ると水分が出て硬くなり旨味も抜けるので、加熱するときは切らずに足一本のままが鉄則。


撮影:宗田育子