大晦日からでも間に合う!「ポリ袋おせち」
【爆速おせちレシピ】大みそかに仕込んで翌日食べられる!きりっとした味わいの甘酢漬け「菊花かぶ」

【爆速おせちレシピ】大みそかに仕込んで翌日食べられる!きりっとした味わいの甘酢漬け「菊花かぶ」

唐辛子の辛味も爽やかに効いた、きりっとした甘酢漬けです。荻野恭子さんの目からウロコのおせち論と毎年挑戦したくなる、気楽なおせちづくりを紹介します。

「菊花かぶ」のつくり方

甘酢味は、おせちの箸休めにぴったりです。
立て塩(塩水)に漬けてしんなりさせてから甘酢に漬ける方法もありますが、隠し包丁を入れて、長めに漬けておけば、しっかり味が入ります。

ポリ袋おせち

食べる直前までなじませておいしく「ポリ袋で漬け置く」

ポリ袋

調味料が少量で足りるのも、ポリ袋調理のよさです。
空気を抜いて密封すれば、調味液が素材全体に効率よくからみ、味がよくなじむ上に、コンパクト。そのまま冷蔵庫に入れられますから、ポリ袋での漬け置きは理にかなっています。
甘酢漬けのほか、肉の焼き漬けや、魚の下味つけなど汎用性も高いので、普段のおかずにも活用してください。

ポリ袋
袋の口を閉じるときは、しっかり空気を抜いた上で、片結びにしておくと便利です。開閉がスムーズに行なえます。

材料材料 (2人分)

かぶ2個
昆布1~2枚(5cm角)
赤唐辛子1本
★ 【甘酢】
・ 酢大さじ3
・ 上白糖大さじ2
・ 塩小さじ1/2
・ 水1/4カップ

1かぶをカットする

かぶは茎の根元を切り落とし、断面を下にして置く。下から5mmほどを残して3~4mm間隔で切り込みを入れ、90度向きを変えて同様に切り込みを入れ、格子状にする。

かぶをカットする

2切り込みを入れる

味がしみて、切り分けやすくなるよう、底に十文字の切り込みを入れる。

切り込みを入れる

3ポリ袋に入れて漬け置く

ポリ袋にかぶ、唐辛子、昆布、甘酢の材料を入れ、上白糖をよく溶かし、全体になじませる。空気を抜いて袋の口を閉じ、半日(7時間くらい)置く。

ポリ袋に入れて漬け置く
完成
程よい食感を残しつつ、ごぼうの芯まで味がしみます。さっぱりとした胡麻酢で、箸が進みます。

教える人

荻野恭子 料理研究家

荻野恭子 料理研究家

和食、フランス料理、中国料理をはじめ、世界65カ国の家庭料理の知恵を備えた料理研究家。アジア諸国で目にしたポリ袋の活用方法に着想を得て、早くからポリ袋調理を提唱。著書に『ポリ袋漬けのすすめ』(文化出版局)ほか多数。

この記事はdancyu2021年1月号に掲載したものです。

dancyu2021年1月号 創刊30周年記念大特集:「おいしいレシピ」100品
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2020年12月04日発売/ 980円(税込)

文:岡村理恵 写真:工藤睦子

岡村 理恵

岡村 理恵 (ライター)

群馬県生まれ。出版社勤務を経て独立し、食を中心としたライター・編集者に。料理はもちろん、畑や漁港からスーパーなど食に関わる現場、食卓をつくっている人々に興味あり。