大晦日からでも間に合う!「ポリ袋おせち」
【爆速おせちレシピ】ポリ袋に入れて漬け置く。芯まで味がしみっしみの「たたきごぼう」

【爆速おせちレシピ】ポリ袋に入れて漬け置く。芯まで味がしみっしみの「たたきごぼう」

胡麻酢で仕上げるので、酢の物感覚で食べられるたたきごぼう。箸休めとしても優秀です。荻野恭子さんの目からウロコのおせち論と毎年挑戦したくなる、気楽なおせちづくりを紹介します。

「たたきごぼう」のつくり方

関西では祝い肴に欠かせないたたきごう。胡麻酢で仕上げるので、酢の物感覚でどうぞ。
下味つけで、軽く火を入れますが、食感は残したいので、サッと煮程度に。

ポリ袋おせち

食べる直前までなじませておいしく「ポリ袋で漬け置く」

ポリ袋

調味料が少量で足りるのも、ポリ袋調理のよさです。
空気を抜いて密封すれば、調味液が素材全体に効率よくからみ、味がよくなじむ上に、コンパクト。そのまま冷蔵庫に入れられますから、ポリ袋での漬け置きは理にかなっています。
甘酢漬けのほか、肉の焼き漬けや、魚の下味つけなど汎用性も高いので、普段のおかずにも活用してください。

ポリ袋
袋の口を閉じるときは、しっかり空気を抜いた上で、片結びにしておくと便利です。開閉がスムーズに行なえます。

材料材料 (2~3人分)

ごぼう1本
A 大さじ1/2
・ 酢大さじ1/2
・ 砂糖大さじ1/2
・ 醤油小さじ1/2
・ 水1カップ
★ 【胡麻酢】
・ 白すり胡麻大さじ3
・ 酢大さじ2~3
・ 砂糖大さじ2
・ 塩ひとつまみ

1ごぼうをカットする

ごぼうはたわしでよく洗い、麺棒で叩いて繊維をほぐす。長さ6cmに切り、さらに縦半分に切ったら軽く洗う。

ごぼうをカットする

2ごぼうを煮る

フライパンに①のごぼうとAを入れて中火にかける。5分ほど煮てザルに上げ、汁気をきる。

ごぼうを煮る

3ポリ袋に入れて漬け置く

ポリ袋に胡麻酢の材料と②のごぼうを入れ、袋ごともみ込み、空気を抜いて袋の口を閉じる。1時間以上置いてなじませる。

ポリ袋に入れて漬け置く
完成
程よい食感を残しつつ、ごぼうの芯まで味がしみます。さっぱりとした胡麻酢で、箸が進みます。

教える人

荻野恭子 料理研究家

荻野恭子 料理研究家

和食、フランス料理、中国料理をはじめ、世界65カ国の家庭料理の知恵を備えた料理研究家。アジア諸国で目にしたポリ袋の活用方法に着想を得て、早くからポリ袋調理を提唱。著書に『ポリ袋漬けのすすめ』(文化出版局)ほか多数。

この記事はdancyu2021年1月号に掲載したものです。

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文:岡村理恵 写真:工藤睦子

岡村 理恵

岡村 理恵 (ライター)

群馬県生まれ。出版社勤務を経て独立し、食を中心としたライター・編集者に。料理はもちろん、畑や漁港からスーパーなど食に関わる現場、食卓をつくっている人々に興味あり。