大晦日からでも間に合う!「ポリ袋おせち」
【爆速おせちレシピ】魅惑のコリコリ食感がたまらない!ワインを呼ぶ「切り干し大根とタコのなます」

【爆速おせちレシピ】魅惑のコリコリ食感がたまらない!ワインを呼ぶ「切り干し大根とタコのなます」

粒マスタードやオリーブで洋風に仕上げた、ワインにも合うなますです。荻野恭子さんの目からウロコのおせち論と毎年挑戦したくなる、気楽なおせちづくりを紹介します。

「切り干し大根とタコのなます」のつくり方

なますといえばせん切り大根ですが、ここは、切り干し大根を使っちゃいましょう。
食感がいいし、味もよくなじみます。
粒マスタードやオリーブで洋風に仕上げると、ワインにも合う味になります。

切り干し大根とタコのなます

袋の中ですべて完結!「ポリ袋で混ぜる」

ポリ袋

ポリ袋おせち入門編は、材料をすべてポリ袋に入れて、袋の中で混ぜれば出来上がり。ボウルなどの洗い物が出ない、調理台のスペースもとらない、そのまま冷蔵庫に入れられるので、保存容器も要りません。袋の中で、調味料をしっかりなじませることだけがポイントです。田作り、和え物、なますなどが次々出来上がる楽しさに、おせちづくりの概念が変わります。

ポリ袋
荻野式おせちには、スーパーのレジ横にあるような、シャカシャカした手ざわりのポリ袋(高密度ポリ袋)を使います。このタイプは、100~120℃の耐熱性があります。

材料材料 (2人分)

切り干し大根30g
ゆでダコ100g
オリーブ12粒(グリーン)
★ 【ドレッシング】
・ 塩小さじ1/4~1/2
・ きび砂糖小さじ1
・ 粒マスタード小さじ1
・ 酢大さじ3
・ オリーブオイル大さじ3
★ 【仕上げ用】
・ パセリ大さじ1(みじん切り)

1切り干し大根を洗う

ポリ袋に切り干し大根と水を入れてさっと洗い、水を捨てる。

切り干し大根を洗う

2ドレッシングと具材を混ぜる

ゆでダコは食べやすいように薄切りにし、オリーブ、ドレッシングの材料も①の袋に加える。ドレッシングの塩の量は、オリーブの塩味にもよるので、味見をして調整する。

ドレッシングと具材を混ぜる

3もみ込む

ポリ袋の上から、切り干し大根にドレッシングをよくもみ込み、全体をしっかりなじませる。器に盛り、仕上げにパセリを散らす。

もみ込む
もみ込む
ドレッシングを吸った切り干し大根の食感はコリコリして、生のせん切りとはまた違ったおいしさ。オリーブやマスタードが絶妙なアクセントになります。

教える人

荻野恭子 料理研究家

荻野恭子 料理研究家

和食、フランス料理、中国料理をはじめ、世界65カ国の家庭料理の知恵を備えた料理研究家。アジア諸国で目にしたポリ袋の活用方法に着想を得て、早くからポリ袋調理を提唱。著書に『ポリ袋漬けのすすめ』(文化出版局)ほか多数。

この記事はdancyu2021年1月号に掲載したものです。

dancyu2021年1月号 創刊30周年記念大特集:「おいしいレシピ」100品
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A4変型判(240頁)
2020年12月04日発売/ 980円(税込)

文:岡村理恵 写真:工藤睦子

岡村 理恵

岡村 理恵 (ライター)

群馬県生まれ。出版社勤務を経て独立し、食を中心としたライター・編集者に。料理はもちろん、畑や漁港からスーパーなど食に関わる現場、食卓をつくっている人々に興味あり。