
鶏肉を買ってきたら塩水に浸けておきます。翌日から食べられますが、5日目の柔らかさがキム・ナレさん好み。たれを中華風にしたり、サラダにのせたり、魚でつくってもおいしいですよ。料理研究家のキム・ナレさんに、気どらないおかずをたくさん教えていただきました。
鶏胸肉 | 1枚(約300g) |
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A | |
・ 水 | 600ml |
・ 塩 | 18g(水の3%) |
★ にら醤 | |
・ にら | 70g(小口切り) |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ アガベシロップ | 大さじ1(砂糖か蜂蜜でも可) |
・ 酢 | 大さじ1/2 |
・ 水 | 大さじ1/2 |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろす) |
・ 胡麻油 | 大さじ1 |
清潔な保存容器にAを入れて混ぜ、水でさっと洗った胸肉を加える。しっかり液体に浸かっている状態にし、蓋をして冷蔵庫に置く。翌日から使えるが、3~5日目がお薦め。
材料をすべて混ぜ合わせ、20分ほど置いて味をなじませる。
①を常温に戻し、蒸気の上がった蒸し器に入れ、中火で15~20分ほど蒸す。楊枝を刺して出た肉汁が透き通っていたらOK。
火を止め、蓋をしたまま10分ほど置いて粗熱を取る。薄いそぎ切りにして器に盛り、にら醤をのせる。
韓国・仁川(インチョン)出身。服部栄養専門学校を卒業後、地中海料理のレストラン勤務を経て、2015年より韓国料理教室を主宰。雑誌、書籍、テレビなどで料理家として活躍中。近年は、文献から古のレシピを研究することに夢中。
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:藤井志織 写真:宮濱祐美子