キム・ナレさんの日常ごはん
【5日漬け込むのがお薦め】塩水に漬けるだけで旨味UP&柔らかに"蒸し鶏とにら醤"

【5日漬け込むのがお薦め】塩水に漬けるだけで旨味UP&柔らかに"蒸し鶏とにら醤"

鶏肉を買ってきたら塩水に浸けておきます。翌日から食べられますが、5日目の柔らかさがキム・ナレさん好み。たれを中華風にしたり、サラダにのせたり、魚でつくってもおいしいですよ。料理研究家のキム・ナレさんに、気どらないおかずをたくさん教えていただきました。

“蒸し鶏とにら醤”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

鶏胸肉1枚(約300g)
A
・ 水600ml
・ 塩18g(水の3%)
★ にら醤
・ にら70g(小口切り)
・ 醤油大さじ2
・ アガベシロップ大さじ1(砂糖か蜂蜜でも可)
・ 酢大さじ1/2
・ 水大さじ1/2
・ 生姜小さじ1(すりおろす)
・ 胡麻油大さじ1

1下ごしらえ

清潔な保存容器にAを入れて混ぜ、水でさっと洗った胸肉を加える。しっかり液体に浸かっている状態にし、蓋をして冷蔵庫に置く。翌日から使えるが、3~5日目がお薦め。

下ごしらえ
しっかり塩水に浸かっていれば、5日間は日持ちする。味がついているので、炒めたり唐揚げにするのにも重宝。

2にら醤をつくる

材料をすべて混ぜ合わせ、20分ほど置いて味をなじませる。

3蒸す

①を常温に戻し、蒸気の上がった蒸し器に入れ、中火で15~20分ほど蒸す。楊枝を刺して出た肉汁が透き通っていたらOK。

4仕上げ

火を止め、蓋をしたまま10分ほど置いて粗熱を取る。薄いそぎ切りにして器に盛り、にら醤をのせる。

完成

教える人

キム・ナレ 料理研究家

キム・ナレ 料理研究家

韓国・仁川(インチョン)出身。服部栄養専門学校を卒業後、地中海料理のレストラン勤務を経て、2015年より韓国料理教室を主宰。雑誌、書籍、テレビなどで料理家として活躍中。近年は、文献から古のレシピを研究することに夢中。

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:藤井志織 写真:宮濱祐美子

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。