
さっぱりとした豚しゃぶとせりの清涼感のある香りと食感を楽しむサラダです。料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!
【吉田】新鮮なせりを見つけると、つい買ってしまいます。ゆでても生でもおいしい野菜ですが、今回は生でサラダに。豚肉はしゃぶしゃぶにしてさっぱりと味わいます。
ドレッシングには大好きなわさびと梅を使って。香り控えめな優しい甘味のある日本酒が合うと思います。
豚ロース肉 | 200g(しゃぶしゃぶ用) |
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せり | 1束(100g) |
A | |
・ 梅肉 | 10g(塩分8%のもの) |
・ 練りわさび | 小さじ1/2~1 |
・ ポン酢醤油 | 大さじ2 |
・ オリーブオイル | 大さじ1 |
せりは根と茎に切り分け、茎を長さ3cmに切る(根が白く、清潔であればとっておく)。Aはよく混ぜる。
鍋に湯を沸かしてせりの根を30秒ほどゆで、ザルに取り出して水気をきる。長さ3cmに切り、茎とざっくり混ぜる。
②の鍋の火加減を弱火にし、豚肉を入れて菜箸で泳がせるようにゆで、色が変わったらザルにあげる。
器にせりを敷き、豚肉をのせ、Aをかける。
祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。
料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也