きじまりゅうたさん&吉田愛さんのおつまみレシピ
【晩酌の締めに豆腐の一皿】燗酒にも合う!やさしい味わいの「かき玉あんかけ温やっこ」

【晩酌の締めに豆腐の一皿】燗酒にも合う!やさしい味わいの「かき玉あんかけ温やっこ」

ほっとするやさしい味わいの温やっこです。だしと卵の風味がじんわりと体に沁みます。料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!

お題「俺のやっこ。私のやっこ。」

【吉田】「かき玉あんかけ温やっこ」は、お椀代わりやお酒のシメにもなる優しい味わい。軽く煮立たせただしに溶き卵を細~く加えると、美しい仕上がりに。
燗酒がぴたりと合います。

“かき玉あんかけ温やっこ”のつくり方

材料材料 (2人分)

絹ごし豆腐1丁
1個
A
・ 生姜小さじ1(すりおろす)
・ だし200ml
・ 片栗粉小さじ1と1/2
・ うす口醤油小さじ1
・ みりん小さじ1
・ 塩ひとつまみ

1豆腐を温める

豆腐は4等分に切って耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで3~4分加熱し、温める。卵はボウルに割りほぐす。

2卵を加える

鍋にAを入れて混ぜながら中火にかけ、とろみがついたら溶き卵を少量ずつ回し入れる。卵がふんわりと浮いてきたら火を止める。

3仕上げ

器に豆腐を盛り、②をかける。

完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。