おうち薬膳レシピ
【アスパラガスと米を炊く】旨味をたっぷり吸いこむ「丸ごと玉ねぎとアスパラガスの炊き込みご飯」

【アスパラガスと米を炊く】旨味をたっぷり吸いこむ「丸ごと玉ねぎとアスパラガスの炊き込みご飯」

新玉ねぎの甘味と旨味をお米一粒一粒が吸い込んでいます。バターでコクを、アスパラガスで色と香りを補いました。玉ねぎはおおまかに崩して食感を残すのがお薦め。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その④「新玉ねぎ」

春は気が上がりやすいと考えられています。気が上がるとイライラしてストレスを感じることが増えるので、気の巡りをよくする玉ねぎで心身のリラックスを。デトックスや血流も促進します。

“丸ごと玉ねぎとアスパラガスの炊き込みご飯”のつくり方

材料材料 (米2合分)

新玉ねぎ1個(200~250g)
2合
グリーンアスパラガス3~4本(90g)
A
・ 水300ml
・ 酒大さじ1
・ 塩小さじ2/3
バター10g

1下ごしらえ

米は研いで30分ほど浸水し、ザルにあげて水気をきる。玉ねぎは根元から2/3の深さまで、放射状に8等分の切り込みを入れる。アスパラは根元を3cmほど切り落とし、根元から1/3ほどの皮をピーラーでむき、幅1cmの斜め切りにする。

2炊く

炊飯器の内釜に米、Aを入れてさっと混ぜる。玉ねぎを根元を下にしてぐっと埋め込むように置き、普通に炊く。

3アスパラを加える

耐熱皿にアスパラを並べたら、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで1分加熱する。②にアスパラ、バターを加えて玉ねぎをざっくり崩しながら混ぜる。

アスパラを加える
完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。