
新玉ねぎの甘味と旨味をお米一粒一粒が吸い込んでいます。バターでコクを、アスパラガスで色と香りを補いました。玉ねぎはおおまかに崩して食感を残すのがお薦め。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。
春は気が上がりやすいと考えられています。気が上がるとイライラしてストレスを感じることが増えるので、気の巡りをよくする玉ねぎで心身のリラックスを。デトックスや血流も促進します。
新玉ねぎ | 1個(200~250g) |
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米 | 2合 |
グリーンアスパラガス | 3~4本(90g) |
A | |
・ 水 | 300ml |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ2/3 |
バター | 10g |
米は研いで30分ほど浸水し、ザルにあげて水気をきる。玉ねぎは根元から2/3の深さまで、放射状に8等分の切り込みを入れる。アスパラは根元を3cmほど切り落とし、根元から1/3ほどの皮をピーラーでむき、幅1cmの斜め切りにする。
炊飯器の内釜に米、Aを入れてさっと混ぜる。玉ねぎを根元を下にしてぐっと埋め込むように置き、普通に炊く。
耐熱皿にアスパラを並べたら、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで1分加熱する。②にアスパラ、バターを加えて玉ねぎをざっくり崩しながら混ぜる。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝