
料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!10品目は吉田さんの「海老のはんぺんお焼き」。魅力的な食感がクセになります。
【吉田】ふわふわしていて、いろいろな調理法で楽しめるはんぺんが好きです。このつまみは、はんぺんをなめらかになるまで潰してお焼きの生地に。海老のプリッとした食感をアクセントにしました。お酒が進むようにあおさ粉を加えて風味よく。そのままでもおいしいですが、からし醤油も合いますよ。
はんぺん | 1枚 |
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海老 | 6~8尾(正味約100g)(殻付き) |
A | |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
・ 酒 | 大さじ1/2 |
・ あおさ粉 | 小さじ1/2(または青海苔) |
・ 塩 | 少々 |
サラダ油 | 小さじ2 |
海老は殻をむいて背ワタがあれば取り除き、幅5mmに切る。はんぺんは袋の上から潰す。
ボウルに①とAを入れて混ぜ、6等分にして平たい円形に整える。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、②を並べる。焼き色がついたら上下を返し、蓋をして弱火で4分ほど蒸し焼きにする。
祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。
料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也