きじまりゅうたさん&吉田愛さんのおつまみレシピ
【ひと口サイズの幸せ】引き出されたネギの甘味が魅力の「すき焼き風ねぎ巻き」

【ひと口サイズの幸せ】引き出されたネギの甘味が魅力の「すき焼き風ねぎ巻き」

料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!6品目はきじまさんの「すき焼き風ねぎ巻き」。すき焼きが手軽に味わえる贅沢でうれしいつまみです。

お題その3「長ねぎで飲む。」

【きじま】「すき焼き風ねぎ巻き」は、味はすき焼きだけどひと口で食べられるサイズがミソ。ねぎが辛いままだとイマイチだから、しっかり焼いて甘味を引き出して。

“すき焼き風ねぎ巻き”のつくり方

材料材料 (2人分)

長ねぎ1本
牛薄切り肉6枚(150g)(すき焼き用)
卵黄1~2個分
サラダ油小さじ3
少々
砂糖大さじ1
醤油大さじ1と1/2
七味唐辛子適量

1ねぎを炒める

ねぎは長さ7~8cmの斜め切りにする。フライパンにサラダ油小さじ2を中火で熱し、ねぎを入れて塩をふり、焦げ目をつけながらしんなりするまで炒めて取り出す。

2牛肉を焼く

フライパンをキッチンペーパーでさっと拭き、サラダ油小さじ1をひいて牛肉を並べて入れる。中火にかけ、両面をレアに焼く。①を巻いて器に盛る。

3仕上げ

②のフライパンを拭かずに砂糖と醤油を順に加え、中火にかけて少し煮詰める。②の肉巻きにかけ、七味唐辛子をふって卵黄をのせる。

完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。