
料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!3品目はきじまさんの「ごちそう焼きポテサラ」。目玉焼きをつぶすときのビジュアルがたまらない一品です。
【きじま】蒸し焼きにしたじゃがいもが香ばしくて脂っこくて、まさに酒を呼ぶ味。
温かいうちは素直に旨いけど、冷めて味がなじんだのもまたいい。だから、持ち寄りの宴会にもお薦め。目玉焼きは別にして持っていって皆の前でザクザク混ぜる。これだけで大いに盛り上がる!
じゃがいも | 400g |
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玉ねぎ | 1/2個 |
厚切りベーコン | 100g |
卵 | 1個 |
パセリ | 2枝分(あれば/粗みじん) |
マヨネーズ | 大さじ4 |
サラダ油 | 大さじ2 |
A | |
・ 酢 | 大さじ1 |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
B | |
・ 塩 | 少々 |
・ 粗挽き黒胡椒 | 少々 |
じゃがいもは皮をむいて幅1cmのいちょう切りにし、さっと洗って水気をきる。ベーコンは幅7~8mmの細切りにする。玉ねぎは薄切りにしてさっと洗い、水気をきってボウルに入れ、Aをからめる。
じゃがいもをフライパンに入れてサラダ油をからめ、蓋をして中火にかける。途中で上下を返して全体に焼き色がつくまで蒸し焼きにし、火が通ったら取り出して油をきる。
①のボウルに②のじゃがいもを入れ、じゃがいもを潰しながら玉ねぎと混ぜ、マヨネーズも加えて混ぜる。
フライパンを中火で熱し、ベーコンをさっと炒める。卵を割り入れて蓋をして、半熟に焼く。
③のボウルに、あればパセリを入れ、④のベーコンと目玉焼きも加えてBをふり、目玉焼きを潰しながらざっくり混ぜる。
祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。
料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也