ワインと日本酒に合うおつまみレシピ
極限まできのこの旨味を凝縮した"炒めすぎたきのこの粒マスタードマリネ"

極限まできのこの旨味を凝縮した"炒めすぎたきのこの粒マスタードマリネ"

きのこがひからびるまで、しっかり炒めるのがコツです。冷蔵で3日ほどもつので、多めに仕込んでもOK。「飲み友」の料理研究家、上田淳子さんとしらいのりこさんに秋の晩酌がテーマの自慢のつまみを披露し合ってもらいました。

“炒めすぎたきのこの粒マスタードマリネ”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

きのこ合わせて500g(椎茸、しめじ、エリンギなど)
A
・ 白ワインビネガー大さじ1と1/2
・ 粒マスタード大さじ1と1/2
・ オリーブオイル大さじ3
・ 塩適量
・ 胡椒適量
オリーブオイル大さじ1/2

1きのこをカットする

椎茸は軸を落として4等分に切る。しめじは石突きを取ってほぐす。エリンギは小さめの乱切りにする。ボウルにAを入れて混ぜる。

2炒める

フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、きのこを炒める。少ししんなりして水気が出てきたら、ときどき混ぜながら15分ほどかけて炒める。水気が完全になくなってきのこがからっとし、少し焼き色がついたら火を止める。

3仕上げ

②を①のボウルに入れ、和える。

完成

教える人

上田淳子 料理研究家

上田淳子 料理研究家

スイスのホテルやフランスのレストランなどで修業した経験を持ち、ワインにも精通。自宅のバックヤードには秘蔵酒がごっそり隠れている。『フランス仕込みのシャルキュトリー』(河出書房新社)などワイン党の心をくすぐる著書多数。

ごはん同盟(しらいのりこ) 料理研究家

ごはん同盟(しらいのりこ) 料理研究家

調理担当のしらいのりこと企画・酒担当のシライジュンイチ夫婦による、炊飯系フードユニット。ご飯も日本酒も米が原料。どちらも等しく愛している。近著に『ごきげんな晩酌 家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ65』(山と渓谷社)。

この記事は四季dancyu 2023 秋に掲載したものです。

四季dancyu2023夏
四季dancyu2023秋
A4変型判(120頁)
2023年9月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。