松風は表面にけしの実を散らした料理の総称です。しっとりとしたカステラのような松風はおやつや軽食に。味噌のコクとはちみつの甘味が後を引きます。体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。
薄力粉 | 100g |
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ベーキングソーダ | 小さじ1と1/2(重曹) |
卵 | 1個 |
味噌 | 大さじ1 |
きび砂糖 | 40g |
水 | 50ml |
はちみつ | 80g |
けしの実 | 適量(または煎り胡麻) |
薄力粉とベーキングソーダを合わせてふるう。
鍋に味噌、砂糖、水、はちみつを入れて火にかけ、よく溶かしたらボウルに移して冷ます。
②に卵を入れよく混ぜ合わせ、①を加えて混ぜ合わせたら、生地を30分ほど休ませる。
オーブンペーパーを敷いた流し缶に③を入れ、けしの実(または煎り胡麻)をふりかける。
オーブンの天板に④を置き、天板に水を深さ1cmほど流し入れ、160℃で(予熱ずみ)30分蒸し焼きにする。
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。
文:柿本礼子 写真:山田薫