4大ローストポークレシピ
つまみに最適な"ベーコン風ローストポーク"

つまみに最適な"ベーコン風ローストポーク"

塩豚にして低温でじっくり焼いたバラ肉は、脂を内包して旨味たっぷり!オーブンから出した後にフライパンで表面を香ばしく焼けば、絶品つまみの完成です。部位ごとの美味しいローストポークのつくり方を、料理研究家の上田淳子さんに教えてもらいました。

“ベーコン風ローストポーク”のつくり方

脂がじんわりしみ出てくるまで低温で焼くことで、しっとりジューシーに!仕上げにこんがり焼き色をつけて香ばしさを加えます。

材料材料 (4人分)

豚バラ肉700g(かたまり)
砂糖小さじ2
粗塩小さじ2

1砂糖と塩を肉にすり込む

肉に砂糖をすり込んだ後、さらに塩をすり込んでバットに入れ、ラップをかけて冷蔵庫に1日おく。

2室温に戻す

冷蔵庫から出し、30分~1時間ほどおいて室温にもどす(季節によって前後あり)。

3オーブンを温める

オーブンを200℃に温めておく。天板にオーブンぺーパーを敷き、しみ出た水分を拭いた②をのせる。

4焼く

オーブンに入れて5分焼いた後、温度を150℃に下げ、40~50分を目安に焼き上げる。金串を刺してみて、熱かったらOK(中心温度が63℃になればOK)。

5休ませる

オーブンから取り出し、アルミホイルに包んで30分ほどおく。

6仕上げ

フライパンを強めの中火にかけて十分に熱し、水気を拭いた⑤を入れ、上下にまんべんなく焼き色をつけて完成。

仕上げ
完成
付け合わせは焼きキャベツのマリネ。肉と一緒にキャベツの葉4枚をオーブンに入れて3~5分焼いて取り出し、酢小さじ1、オリーブオイル小さじ2、塩、胡椒各適量をからめる。焼いたキャベツのおいしさにびっくり!

教える人

上田淳子 料理研究家

兵庫県出身。ヨーロッパでの料理修業中は星つきレストランだけでなく、シャルキュトリーなどでも修業を積み、肉料理には定評がある。フレンチベースの家庭料理、日々のごはん、子供の食育まで広い分野で活躍。著書多数。

※この記事の内容は、『技あり!dancyu豚肉料理』に掲載したものです。

技あり!dancyu 豚肉料理
技あり!dancyu 豚肉料理
A4変型 判( 112 頁)
2021年02月17日発売 / 880円(税込)

文:瀬川 慧 撮影:馬場敬子

瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。