家どんぶりのおいしい基本
まろやかな甘酢あんとふんわり卵が魅力の"天津丼"

まろやかな甘酢あんとふんわり卵が魅力の"天津丼"

本来は蟹肉ですが、手に入りやすい海老でつくりました。卵とケチャップ入り甘酢との相性のよさを楽しんでください!簡単、おいしい、栄養たっぷりのどんぶりレシピを料理研究家の田口成子さんに教えてもらいました。

“天津丼”のつくり方

材料材料 (2人分)

4個
海老8尾(130g)(殻つき)
★ 下味
・ 塩少々
・ 胡椒少々
・ 酒小さじ2
・ 片栗粉小さじ2
生椎茸2個(50g)
小ねぎ2本
サラダ油大さじ3
少々
胡椒少々
★ 甘酢あんの合わせ調味料
・ 水1/2カップ
・ 醤油小さじ2
・ トマトケチャップ大さじ1
・ 砂糖大さじ1/2
・ 酢大さじ1/2
★ 水溶き片栗粉(混ぜ合わせる)
・ 片栗粉小さじ1/2
・ 水小さじ1/2
温かいご飯2人分

1海老の下ごしらえ

海老は塩水(分量外)で洗い、殻をむく。背に切り込みを入れて背ワタを取り除き、斜め半分に切る。

海老の下ごしらえ

2下味をつける

下味の塩、胡椒、酒をもみ込み、片栗粉をまぶす。

下味をつける
塩、胡椒で海老に下味をつけ、片栗粉をまぶすことで、炒めたときに海老がプリッとなります。

3野菜類をカットする

生椎茸は石突きを切り落とし、斜めそぎ切りにして細切りにする。小ねぎは長さ2~3cmの斜め切りにする。

野菜類をカットする

4海老を炒める

フライパン(直径22cm)にサラダ油大さじ1を熱し、海老を中火で炒める。

海老を炒める

5調味する

色が変わったら椎茸と小ねぎを加え、塩、胡椒で調味して取り出す。

調味する

6溶き卵をつくる

ボウルに卵2個を割りほぐし、炒めた具の1/2量を加えて混ぜる。

溶き卵をつくる
卵焼きは丸いものを1人分ずつ焼きます。

7卵を焼く

フライパンをきれいにし、サラダ油大さじ1を中火で熱する。卵液を流し入れ、混ぜながら半熟状に焼く。

卵を焼く
火を弱めず、大きく混ぜながら手早く焼くのが、ふんわりとした卵焼きのコツです。

8卵焼きの完成

卵焼きを返し、形を整えながら1~2分焼く。続けて同じ手順でもう1枚焼く。

卵焼きの完成

9甘酢あんをつくる

鍋に甘酢あん用の調味料をすべて入れ、中火にかける。煮立ったら、水溶き片栗粉を回し入れ、ひと煮してとろみをつける。

甘酢あんをつくる
水溶き片栗粉は、汁が煮立ったところに混ぜながら加えると、ダマになるのを防ぎます。

10仕上げ

器にご飯を盛り、卵焼きを1枚ずつのせて、甘酢あんを半量ずつかける。

仕上げ
完成

教える人

田口成子 料理研究家

田口成子 料理研究家

料理学校講師から料理研究家として独立し、懐石料理店で日本料理、イタリアでマンマの味、インド婦人の下でカレー料理など、各国の料理を精力的に学ぶ。その好奇心はとどまるところを知らず、家庭菜園を10年間行なって野菜を研究するほか、魚への興味が高じて『おさかなマイスター』を取得。現在は、食育にも取り組んでいる。

この記事は『技あり!dancyuどんぶり』に掲載したものです。

技あり!dancyuどんぶり
技あり!dancyuどんぶり
A4変型判(88頁)
2019年10月29日発売/880円(税込)

文:遠田敬子 写真:白根正治