旬の食材で簡単主菜づくり!瀬尾幸子さんの3ステップレシピ
塊肉をつかった食べ応え抜群の"豚肉とたけのこの五香粉炒め"

塊肉をつかった食べ応え抜群の"豚肉とたけのこの五香粉炒め"

食欲を刺激する芳醇な香りが魅力の新たけのこのレシピです。料理研究家の瀬尾幸子さんに、旬の食材を使った簡単につくれて、でもしっかりと美味しい主菜レシピを教えてもらいました。

“豚肉とたけのこの五香粉炒め”のつくり方

若竹煮よりも手軽に新たけのこを味わいたいなら、中華風の炒め物を。薄切り肉でもつくれるけれど、塊肉を使うほうがごちそう感が増します。味と香りの決め手は、醤油と紹興酒の加え方にあり。熱々のフライパンに醤油を回し入れ、ジュッと焦がして香ばしさを出し、紹興酒で焦がし醤油をはがして具にからめるイメージね。仕上げに五香粉をパラリとふれば、本場顔負けの味わいに!

材料材料 (2人分)

豚肩ロース肉150g(塊)
新たけのこ200g(水煮)
長ねぎ10cm分(みじん切り)
にんにく1/2片分(みじん切り)
A
・ 醤油大さじ1
・ にんにく小さじ1/2(すりおろす)
胡麻油大さじ1と1/2
醤油小さじ2
紹興酒大さじ1と1/2
五香粉ひとつまみ

1下ごしらえ

豚肉は厚さ5mmに切り、Aをもみ込む。たけのこは食べやすい大きさに切る。

下ごしらえ

2炒める

フライパンに胡麻油を中火で熱し、たけのこを炒める。こんがりと色がついたら端に寄せ、豚肉を炒め、色が変わったらねぎ、にんにくを加えてさっと炒める。

炒める

3仕上げ

醤油を回し入れ、紹興酒を入れてざっと混ぜる。器に盛り、五香粉をふる。

仕上げ
完成

教える人

瀬尾幸子

瀬尾幸子 料理研究家

料理研究家。日々のごはんづくりを助けてくれる、シンプルでわかりやすいレシピが持ち味。『ラクうまごはんのコツ』(新星出版社)、『みそ汁はおかずです』(Gakken)、『賢い冷蔵庫』(NHK出版)、『おつまみ横丁』(池田書店)など、ベストセラー多数。2022年8月よりYouTubeチャンネル「ラクうま瀬尾食堂」を開設。「見ればつくれる」料理を毎週金曜日に配信している。

この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

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A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。