桜海老の旨味のおかげでだしいらずの卵焼きです。その極上のやわらかさがたまりません!料理研究家の瀬尾幸子さんに、旬の食材を使った簡単につくれて、でもしっかりと美味しい主菜レシピを教えてもらいました。
卵1個につき水大さじ1を加えてつくる、だしのいらない卵焼きです。だし巻き卵ほど難しくなく、焼き上がりがフルフルの柔らかさに。
冷めても固くならないのも、このレシピのいいところ。卵液は3回に分けて流し入れますが、最初から形よくつくろうとしなくても大丈夫。3回目の卵液でなんとなくまとまればいいんです。
たこ焼き器で明石焼きのように丸く焼いてもおいしいですよ。
卵 | 3個 |
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桜海老 | 山盛り大さじ1(5g) |
長ねぎ | 10cm分(粗みじん) |
サラダ油 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/4 |
水 | 大さじ3 |
卵、塩、水はよく混ぜる。
卵焼き器に油を中火で熱し、ねぎを炒める。しんなりしたら桜海老を加え、さっと炒める。
卵液の1/3量を流し入れて大きくゆっくりかき混ぜ、半熟になったら奥に寄せる。油少々(分量外)を塗って卵液の半量を流し入れ、奥に寄せた卵を軸にして手前に巻く。残りの卵液も同様に巻き、食べやすい幅に切る。
料理研究家。日々のごはんづくりを助けてくれる、シンプルでわかりやすいレシピが持ち味。『ラクうまごはんのコツ』(新星出版社)、『みそ汁はおかずです』(Gakken)、『賢い冷蔵庫』(NHK出版)、『おつまみ横丁』(池田書店)など、ベストセラー多数。2022年8月よりYouTubeチャンネル「ラクうま瀬尾食堂」を開設。「見ればつくれる」料理を毎週金曜日に配信している。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈