いかは煮すぎると固くなるので、さっと仕上げましょう!皮をはがさず、いかの美味しさをいかします。料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。
コトコト煮るだけが煮物にあらず。強めの火加減で厚揚げといかにガーッと味をからめるのがポイント。煮ている時間は15分もかかりません。いかは皮付きのままラクラク調理。煮汁にいかの旨味を行き渡らせます。
厚揚げ | 2枚 |
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いか | 1ぱい(大) |
さやいんげん | 200g |
A | |
・ 水 | 2カップ |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ みりん | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
練りがらし | 適量 |
いんげんは筋を取る。厚揚げは1枚を4等分に切る。いかは胴から足を引き抜き、軟骨を取って幅3cmの輪切りにする。足は2つに切り分け、目玉を切り落とす。
鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら厚揚げを入れ、強めの中火で5分ほど煮る。
厚揚げを裏返し、いか、いんげんの順に加えて7~8分煮る。器に煮汁ごと盛り、からしを添える。
家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介