3ステップでできる主菜レシピ
いかの旨味で「だし」いらず"厚揚げといかの煮物"

いかの旨味で「だし」いらず"厚揚げといかの煮物"

いかは煮すぎると固くなるので、さっと仕上げましょう!皮をはがさず、いかの美味しさをいかします。料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。

“厚揚げといかの煮物”のつくり方

コトコト煮るだけが煮物にあらず。強めの火加減で厚揚げといかにガーッと味をからめるのがポイント。煮ている時間は15分もかかりません。いかは皮付きのままラクラク調理。煮汁にいかの旨味を行き渡らせます。

材料材料 (2~3人分)

厚揚げ2枚
いか1ぱい(大)
さやいんげん200g
A
・ 水2カップ
・ 酒大さじ2
・ みりん大さじ2
・ 醤油大さじ2
・ 砂糖大さじ1
練りがらし適量

1下ごしらえ

いんげんは筋を取る。厚揚げは1枚を4等分に切る。いかは胴から足を引き抜き、軟骨を取って幅3cmの輪切りにする。足は2つに切り分け、目玉を切り落とす。

下ごしらえ

2厚揚げを煮る

鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら厚揚げを入れ、強めの中火で5分ほど煮る。

厚揚げを煮る

3仕上げ

厚揚げを裏返し、いか、いんげんの順に加えて7~8分煮る。器に煮汁ごと盛り、からしを添える。

仕上げ
完成

教える人

料理研究家 本田 明子

料理研究家 本田 明子

家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。