味噌煮以外の鯖の食べ方が知りたい!そんな声にお応えしたレシピです。さばの脂のおいしさを、大根おろしがさっぱりとさせつつも際立たせます。料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。
ワサ~ッと加えた大根おろしが魚の臭みを抑え、さっぱりとした味にまとめてくれます。
酢は米酢がお薦め。黒酢に替えて深みを出してもおいしい。
生鯖 | 2枚(半身) |
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大根おろし | 10cm分(600g) |
A | |
・ 酢 | 大さじ4 |
・ 酒 | 大さじ4 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 砂糖 | 大さじ2 |
・ 赤唐辛子 | 2本 |
小ねぎ | 5本分(小口切り) |
鯖はキッチンペーパーで余分な水気を拭く。特に血合いの部分は丁寧に。
鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら鯖を並べ入れる。強めの中火にして、ときどき鯖に煮汁をかけながら5分ほど煮る。
大根おろしを汁ごとのせ、ところどころに煮汁をかけてさらに5分ほど煮る。器に煮汁ごと盛り、ねぎを散らす。
家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介