かぶにもスープにも牛スジの旨味が見事に溶け込んで、臭みなどは一切感じない洗練された味わいです。料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。
ふだん調理しない素材かもしれませんが牛スジの扱い方は案外簡単です。
下ゆで後、白っぽい脂さえ除けば下ごしらえは完了。
この状態で冷凍もできますよ。
牛スジ肉 | 300g |
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かぶ | 3~4個(600g)(葉を切り落とす) |
A | |
・ 水 | 5カップ |
・ 固形スープの素 | 1個 |
・ 酒 | 大さじ2(または白ワイン) |
塩 | 小さじ1/2 |
胡椒 | 少々 |
パセリ | 適量(みじん切り) |
鍋に牛スジと水3カップ(分量外)を入れて火にかける。沸騰したら弱火にし、少しずらして蓋をし、1時間ほどゆでる。
牛スジが透き通ったらザルにあげる。ボウルにためた水で洗い、汚れやブヨブヨした脂を取り除く。大きければ食べやすい長さに切る。
大きめの鍋にかぶを皮付きのまま入れ、②、Aも加えて中火にかける。フツフツしてきたら蓋をし、ごく弱火にして1時間ほど煮る。味をみて塩、胡椒で調える。器に盛り、パセリを散らす。
家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介