鶏肉に絡めたヨーグルトの酸味が旨味に変化するまでしっかり煮るのがおいしさのポイント。フライパンだけでつくれるのに、本格派のタンドリーチキンが完成!料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。
鶏肉を漬けておく時間がないときは、フライパンの中でA→Bの順にもみ込んですぐに煮始めてもかまいません。
鶏もも肉 | 400~450g(唐揚げ用) |
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A | |
・ 塩 | 小さじ1 |
・ 胡椒 | 小さじ1 |
・ カレー粉 | 小さじ3~4 |
・ チリパウダー | 小さじ1(あれば) |
・ ガラムマサラ | 小さじ1/2(あれば) |
・ クミンシード | 小さじ1/2(あれば) |
・ レモン汁 | 小さじ1 |
B | |
・ 玉ねぎ | 小1個分(150g)(すりおろす) |
・ にんにく | 小さじ1(すりおろす) |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろす) |
・ プレーンヨーグルト | 1カップ |
・ オリーブオイル | 大さじ1と1/2 |
砂糖 | 少々~小さじ1 |
にんじんライス※ | 適量 |
ベビーリーフ | 適量 |
レモン | 2切れ(くし形切り) |
※ 米1合に対し、すりおろしにんじん1/2本分(70g)、オリーブオイル小さじ1/4を加え、普通の水加減で炊いたもの。
保存容器、またはボウルに鶏肉、A、Bを入れ、手でよくもんで室温に1時間ほど置く(冷蔵庫で一晩置けたら理想的)。
フライパンに①を汁ごと入れて蓋をし、中火にかける。フツフツしてきたら蓋を取り、ときどき混ぜながら15~20分煮て、鶏肉に火を通す。
味をみて、ヨーグルトの酸味が気になるなら砂糖を加えてひと煮する。器ににんじんライスを盛ってタンドリーチキンをのせ、ベビーリーフ、レモンを添える。
家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介