大豆とじゃがいもの甘味、モチモチの食感が印象的な一口サイズのチヂミです。自他ともに認める大の酒好きの料理研究家、藤井恵さんに、旬の食材を取り入れた体に負担のないおつまみレシピを教えてもらいました。
ピンデトックとは緑豆でつくるチヂミのことですが、手軽な大豆で代用。つなぎとしてじゃがいもも加えてみました。
素材の味を生かすため、こんがりではなく、白く焼くのがポイント。
「枝豆にビール」のように、韓国では「チヂミにマッコリ」が当たり前。理由は不明ですが、韓国の人のDNAに組み込まれているようです。乳酸菌が生きている生マッコリは、甘すぎず酸味が爽やか。チヂミとともにぜひお試しを。
ゆで大豆 | 1カップ |
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じゃがいも | 1個 |
A | |
・ 水 | 大さじ4 |
・ 塩 | 少々 |
サラダ油 | 大さじ3 |
赤ピーマン | 8切れ(粗みじん) |
B | |
・ 醤油 | 小さじ2 |
・ 酢 | 小さじ1 |
・ 胡麻油 | 小さじ1/2 |
・ 小ねぎ | 少々(小口切り) |
じゃがいもは皮をむいて4等分に切り、大豆、Aとともにミキサーにかけ、とろりとした状態にする。
フライパンに油を中火で熱し、①をスプーン1杯ずつすくって入れ、それぞれ丸く広げて赤ピーマンをのせる。焦がさないように焼き、ごく薄く焼き色がついたら裏返して同様に焼く。
器に②を盛り、Bを混ぜて添える。
料理研究家。生粋の呑んべえで日々、晩酌を欠かしたことはなく、休肝日はほぼゼロ。とはいえ、管理栄養士としての知識とこれまでの経験を生かし、ヘルシーでおいしいつまみレシピを雑誌や書籍、テレビなどで紹介している。酒好きにお薦めの著書は『居酒屋ふじ井』(永岡書店)、『世界一美味しい!やせつまみの本』(主婦と生活社)など多数。趣味は居酒屋巡りと温泉。最近では長野の別荘で、地物の食材でつまみをつくり、信州の地酒を味わうのが至福の時間。
文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈
この記事は四季dancyu 2022 冬に掲載したものです。