荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
ソースを味わうための"牡蠣フライ"

ソースを味わうための"牡蠣フライ"

手づくりソースを真っ先に試すなら、やっぱり揚げ物!冬が旬の牡蠣の美味しさが際立つ一品です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“牡蠣フライ”のつくり方

さっくりと揚がった牡蠣フライに、中濃でもウスターでもお好みで。ソースにしっかりと塩気があるので、牡蠣には下味をつけないのがコツ。

材料材料 (2人分)

牡蠣300g
小さじ1
小麦粉適量
溶き卵適量
パン粉適量
揚げ油適量
キャベツ1/8個分(せん切り)
パセリ適量
レモン適量(くし形切り)
好みのソース適量

1下ごしらえ

牡蠣は塩をまぶして傷つけないように柔らかく混ぜ、流水でよく洗い流して水気を取る。

2材料を中火にかける

①に小麦粉を薄くはたき、溶き卵にくぐらせてパン粉をつける。

3揚げる

フライパンに油を深さ2cmほど入れて170℃に熱し、②を両面、カラリと揚げる。

揚げる

4仕上げ

器にキャベツと③を盛り、パセリ、レモンを添え、好みのソース(ここでは中濃ソース)をかける。

完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。