
ケーキ生地の上に、ぶどうとクランブルをたっぷりのせて焼き上げた、ボリューム感のある四角いケーキです。卵や乳製品、白砂糖を使わない体に優しい秋の焼き菓子を、ヴィーガン料理・菓子研究家の今井ようこさんに教えてもらいました。
スクエア型がなければ、丸型やバットなどを使っても。
ベリー類を数種類組み合わせてつくってもおいしい。
| ぶどう | 各10〜12粒(マスカット、巨峰) |
|---|---|
| ★ クランブル | |
| ・ 薄力粉 | 40g |
| ・ アーモンドパウダー | 20g |
| ・ てんさい糖 | 20g |
| ・ 米油 | 大さじ1と1/2〜2強 |
| 薄力粉 | 150g |
| アーモンドパウダー | 100g |
| ベーキングパウダー | 小さじ2 |
| てんさい糖 | 50g |
| 米油 | 大さじ5 |
| 豆乳 | 150ml |
薄力粉はふるう。型にオーブンペーパーを敷き込む。オーブンは180℃に予熱する。
ぶどうは1粒ずつにし、洗って水気を拭き、皮付きのまま縦半分に切る。

ボウルに米油以外の材料を入れて指を広げてぐるぐるかき混ぜながら、米油を少しずつ加える。そぼろ状になったら油を入れるのをやめる。

別のボウルに薄力粉、アーモンドパウダー、てんさい糖、ベーキングパウダーを入れ、ゴムベラで混ぜる。

さらに別のボウルに米油と豆乳を入れて泡立て器で混ぜ、④に加える。

ゴムベラでムラのないようにさっくりと混ぜる。

⑥を型に入れ、隅まで広げて全体にならす。

ぶどうをランダムにのせ、クランブルを全体にのせる。180℃のオーブンで約30分、竹串を刺して何もついてこなくなるまで焼く。

型からはずし、粗熱が取れたら切り分ける。



製菓学校卒業後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。お菓子の受注を行なうほか、ヴィーガンを中心とした料理教室「roof」主宰。著書に『至福の米粉スイーツ』(家の光協会)、『ヴィーガンサンドイッチ』(東京書籍)などがある。

文:松原京子 写真:木村 拓