ツレヅレハナコさんの季節のおつまみ
とろみが具材にに絡み合う!"砂肝となめこのアヒージョ"

とろみが具材にに絡み合う!"砂肝となめこのアヒージョ"

味噌汁の具でおなじみのなめこをアヒージョに!なめこのもつ滑りでとろみがつき、パンとの相性も抜群に。砂肝やきのこの食感もよく、ビールによく合うおつまみです。食と酒と旅をこよなく愛する文筆家・ツレヅレハナコさんに、ビールに合う季節のおつまみを習いました。

おいしいお酒のこと その2

まずは「ビール」!食事のスタートを飾ることの多いビールは、飲み口がすっきりしているので、塩味の軽やかな料理とよく合います。
最近は「クラフトビール」が元気です。クラフトビールとは、小さなビール工房でつくられているビールのことで、クラフト=職人技という意味に由来しています。醸造家の思いやこだわりが反映されていて、その味わいも千差万別。地域特産の柑橘類などフルーツをプラスしたり、原材料や製造方法もさまざまで味と香りのバリエーションが楽しめます。
そんなビール、まずは野菜のおつまみと合わせたい、とハナコさん。油との相性もいいので野菜に油をからめて、焼いたり揚げたりのバリエーションが広がります。エスニック風の味つけにもビールは最適です。

“砂肝となめこのアヒージョ”のつくり方

材料材料 (2人分)

砂肝200g
なめこ1パック
オリーブオイル1/2カップ
にんにく1片
赤唐辛子1~2本
小さじ1/3
パセリ適量(みじん切り)
好みのパン適量

1下ごしらえ

砂肝は半分に切って銀皮を削り、厚みのある部分に数カ所切り込みを入れる。にんにくはつぶす。

2加熱する

小さめのフライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れて弱火にかける。にんにくが色づいてきたら、水気を拭いた砂肝を加え、塩をふる。2~3分加熱したらなめこを加え、味見をして塩(分量外)で味を調えてパセリをふる。オイルをパンに吸わせながらいただく。

完成

教える人

ツレヅレハナコ 文筆家

食と酒と旅をこよなく愛する文筆家。ビール、ワイン、日本酒、焼酎、なんでもこいの筋金入りの呑んべえ。友人たちが集まるホームパーティや、友人宅での持ち寄りパーティでもつまみの腕を振るう。飲みながらササッとつくる即席つまみも絶品。『ツレヅレハナコのお取り寄せ』(立東舎)、『ツレヅレハナコの愛してやまないたまご料理』(サンマーク出版)など著書も多数。

文・構成:中村裕子 撮影:キッチンミノル

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。