冬に甘味が増してみずみずしい大根はふろふきで。皮を厚めにむくこと、隠し包丁を入れて火の通りをよくすることがポイントです。こっくり練り味噌と、練りがらしがいい仕事をしてくれます。複雑で深い旨味を持つ味噌を使いこなすレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
大根 | 16cm(太いもの) |
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水 | 2~3カップ |
だし昆布 | 6cm |
練り味噌 | 適量 |
練りがらし | 適量 |
★ 練り味噌 | |
├ 赤だし味噌 | 200g |
├ 砂糖 | 60g |
├ みりん | 大さじ3 |
└ 酒 | 大さじ3 |
小鍋に味噌を入れて砂糖、みりん、酒を加え、木ベラで混ぜる。中火にかけてとろりとするまで練り合わせる。冷めたら保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。
大根は厚さ4cmの輪切りにして皮をむく。皮の内側に縦に繊維が通っているので、それを取るために厚めにむくこと。
切り口の角を包丁で削るようにして面取りをする。
裏に厚さの1/2まで十文字の切り込みを入れる。
鍋に大根を入れてかぶるくらいの水、米大さじ1(分量外)を入れて強めの中火にかけ、煮立ってきたら蓋をして弱火で20~30分、やわらかくなるまでゆでてそのまま冷ます。
大根は米を洗い落とし、昆布を敷いた鍋に入れ、水を加えて中火にかける。煮立ってきたら、弱めの中火で10分ほど、大根を温めるように煮る。器に大根を盛って練り味噌をかけ、からしをのせて煮汁を注ぐ。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ みそ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ