柚子胡椒と醤油、アンチョビとオリーブオイル、和とイタリアンを融合させ、ミントの香りでフレッシュ感をプラスしました。食と酒と旅をこよなく愛する文筆家・ツレヅレハナコさんに、焼酎のお湯割りに合う季節のおつまみを習いました。
焼酎には、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎の他に黒糖焼酎、そば焼酎、栗焼酎など原料によっていろいろな種類があり、それぞれに香りや風味が違います。
ハナコさんのイチオシは芋焼酎の「さつま白波」。コップにお湯を入れてからさつま白波を注ぐ、この順番がポイント。お湯と焼酎の温度差で対流が起こり、かき混ぜなくてもいいのです。
割合は好みですが、湯:焼酎=6:4が目安。温度は飲むときに人肌よりも少し温かい40~45℃がちょうど。6:4の場合、お湯が70℃くらいでほぼ適温になります。
なす | 2本 |
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オリーブオイル | 大さじ1 |
★ マリネ液 | (混ぜ合わせる) |
・ 玉ねぎ | 1/4個分(みじん切り) |
・ 柚子胡椒 | 小さじ1/2 |
・ 醤油 | 小さじ1/2 |
・ オリーブオイル | 大さじ1 |
・ ワインビネガー | 大さじ1 |
アンチョビ | 2切れ(フィレ) |
ミントの葉 | 適量 |
なすはヘタを取って縦に厚さ8mmに切る。10分ほど水にさらしてキッチンペーパーで水気を拭いてオリーブオイルをまぶす。
アンチョビは長さ5mmほどにちぎる。
グリルパンを中火で熱してなすを並べ入れ、両面を焼く。
熱いうちにマリネ液をかけ、アンチョビ、ちぎったミントをのせる。
食と酒と旅をこよなく愛する文筆家。ビール、ワイン、日本酒、焼酎、なんでもこいの筋金入りの呑んべえ。友人たちが集まるホームパーティや、友人宅での持ち寄りパーティでもつまみの腕を振るう。飲みながらササッとつくる即席つまみも絶品。『ツレヅレハナコのお取り寄せ』(立東舎)、『ツレヅレハナコの愛してやまないたまご料理』(サンマーク出版)など著書も多数。
文・構成:中村裕子 撮影:キッチンミノル