堤人美さんの秋を感じる主菜レシピ
だしをたっぷり吸った"秋なすと豚肉の柚子胡椒煮"

だしをたっぷり吸った"秋なすと豚肉の柚子胡椒煮"

だしと豚の旨味がしみしみのなすは、秋のご馳走!柚子胡椒のアクセントも美味しい一品です。秋に旬を迎える食材を巧みに使いながら食べごたえのある主菜を料理家の堤 人美さんに教えてもらいました。

“秋なすと豚肉の柚子胡椒煮”のつくり方

なすは皮をむくことで早く火が通り、色落ちの心配もありません。
翡翠色は見た目も涼やかで上品。
皮は胡麻油で炒めてきんぴらにしても。

材料材料 (2人分)

なす3本(240g)
豚ロース肉150g(しゃぶしゃぶ用)
★ 煮汁
・ だし2と1/2カップ
・ 柚子胡椒小さじ1/2
・ うす口醤油小さじ2
・ 酒大さじ2
少々
すだち2切れ(輪切り)

1下ごしらえ

なすは皮をむいて水に5分さらし、幅1cmのくし形切りにする。

下ごしらえ

2煮る

煮汁の材料を鍋に入れて中火で煮立たせ、なすを加えて3分ほど煮る。

煮る

3豚肉を加える

火を弱め、豚肉を広げながら加えてさっと煮る。アクが出たら取り除く。塩で味を調える。器に盛ってすだちを添える。青ゆずの皮などをすりおろしてかけても。

豚肉を加える
完成

教える人

堤 人美 料理家

堤 人美 料理家

料理家。京都府出身。身近な素材を使い、つくり方がシンプル、そして毎日食べても食べ飽きない料理を数多く提案。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発やCMの料理制作など多岐にわたって活躍中。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。

四季dancyu 2022秋
四季dancyu 2022秋
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833481502
2022年9月12日発売/1,100円(税込)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。