醤油のおいしさを実感する基本レシピ
身が柔らかな"カレイの煮つけ"

身が柔らかな"カレイの煮つけ"

カレイはほろりと崩れる、柔らかな身が美味しい白身魚です。煮つけというと難しい印象があるかもしれませんが、切り身でつくれば簡単なんです!ぜひ試してみてください。料理に深みや香りを与えてくれる万能調味料、醤油。改めてそのおいしさを実感するレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“カレイの煮つけ”のつくり方

材料材料 (2人分)

カレイ2切れ(切り身)
かぶ2個
★ 煮汁
・ 水2/3カップ
・ 酒大さじ3
・ みりん大さじ2
・ 砂糖大さじ2/3
・ 醤油大さじ2~3
・ 生姜小1片分(せん切り)
・ 生姜の皮小1片分

1生姜の下ごしらえ

生姜は皮をむいてせん切りにする。皮はとっておく。

2かぶの下ごしらえ

かぶは茎を2cmほど残して葉を切り、皮をむいて縦3等分に切る。葉は長さ3~4cmに切る。

3煮汁をつくる

鍋に煮汁の水を入れて煮立ててから残りの材料を加えて煮立て、カレイを入れ、スプーンで煮汁をかける。

4煮る

表面の色が変わったら落とし蓋をしてさらに蓋をし、弱火で10分ほど煮る。

5仕上げ

カレイを鍋の片方に寄せ、あいたところにかぶ、かぶの葉を入れてさらに蓋をして弱火で5~6分煮る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ』に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478519
2020年2月29日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。