醤油のおいしさを実感する基本レシピ
カリカリ香ばしい"里芋の照り焼き"

カリカリ香ばしい"里芋の照り焼き"

里芋をカリッと焼き上げて、醤油だれをまとわせたおかずにもつまみにもなる一品です。料理に深みや香りを与えてくれる万能調味料、醤油。改めてそのおいしさを実感するレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“里芋の照り焼き”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

里芋大6個
片栗粉適量
胡麻油大さじ1
★ たれ(混ぜ合わせる)
・ みりん大さじ2
・ 醤油大さじ1と1/2
練りがらし少々

1下ごしらえ

里芋は皮をむく。

2蒸す

沸騰した蒸し器に里芋を並べ、強めの中火で20分ほど、やわらかくなるまで蒸す。

3里芋をつぶす

さらしを水で濡らして水気を絞り、里芋1個を包んでつぶしながら形づくる。残りも同様にする。

里芋をつぶす
里芋1個を、布巾で茶巾に絞るような要領で包み、上下をつぶして平らな円形に形づくります。

4焼く

フライパンに胡麻油を熱し、③に片栗粉をまぶして入れ、強めの中火で両面を色よく焼く。たれを加えてからめ、器に盛って練りがらしをのせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ』に掲載したものです。

料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
料理の手ほどき さしすせそ しょうゆ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478519
2020年2月29日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。