人気酒場「爛缶」の酸味を生かした爽快つまみ
ちょっぴり酸っぱいスパイス漬物"しみしみ大根"

ちょっぴり酸っぱいスパイス漬物"しみしみ大根"

スパイスを効かせたアチャール(インドのピクルス)のような大根漬けです。渋谷・松濤の人気居酒屋「爛缶(らんぷ)」に、爽やかで軽やかな酸味が効いた絶品つまみを教わりました。

“しみしみ大根”のつくり方

乳酸発酵による酸味と旨味が、山廃の燗酒やスパイシーな赤ワインにドンピシャ!

材料材料 (つくりやすい分量)

大根1本
青唐辛子2本(生)
A
・ マスタードシード大さじ2
・ フェヌグリークシード小さじ1
・ コリアンダーシード小さじ1
B
・ にんにく3片(すりおろす)
・ 生姜1片(すりおろす)
オリーブオイル大さじ6
ターメリック小さじ2

1下ごしらえ

大根は皮をむいて拍子木切りにし、塩少々(分量外)をふって軽くもむ。水気を拭き、約3時間陰干しにする。

2スパイスを煎る

フライパンにAを入れて中火で軽く煎り、香りが立ったら取り出す。

3唐辛子を加える

同じフライパンにオリーブオイルと青唐辛子を入れて中火で熱し、ふつふつとしてきたら火を止める。ターメリックを加え、軽く混ぜて粗熱を取る。

4仕上げ

①、②、③とBを混ぜ合わせ、清潔な瓶に入れる。蓋をして常温で約1週間置く。

※1週間経ったら、冷蔵庫で半年ほど保存可能。

完成

教える人

柿木信浩さん(右)、白石貴之さん

柿木信浩さん(右)、白石貴之さん

柿木さんは鹿児島県出身の40歳。渋谷「高太郎」で9年ほどの修業を経て独立。相棒の白石さん(41歳)は原宿「eatrip」の元シェフ。主に柿木さんがサービス、白石さんが料理を担当。

店舗情報店舗情報

爛缶
  • 【住所】東京都渋谷区松濤2‐14‐5
  • 【電話番号】03‐5738‐7019
  • 【営業時間】17:00~22:00(L.O.)土日は14:00~21:00(L.O.)
  • 【定休日】月曜
  • 【アクセス】京王井の頭線「神泉駅」より3分、JRほか「渋谷駅」より10分

この記事はdancyu2020年9月号に掲載したものです。

文:佐々木香織 写真:本野克佳

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。