小堀紀代美さんの誰かを呼ぶ日のご馳走レシピ
かぼちゃの甘味が野菜を美味しくする"かぼちゃピュレに秋野菜のソテーのせ"

かぼちゃの甘味が野菜を美味しくする"かぼちゃピュレに秋野菜のソテーのせ"

ピリ辛に炒めた根菜が、かぼちゃの甘味でより一層際立つ、秋満載の一品です。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。

時間がゆったり流れる秋の夜長は誰かを招いて一緒に食事を楽しみたくなる。

誰かとごはんを一緒に食べるって、特別なこと。仲よくなるきっかけになったり、距離がぐんと縮まったり、ときにはトラブル解決の糸口になることも。だからぜひ「うちでごはん食べようよ」と、日常的に誘ってみませんか?

おもてなしといっても、レストランで出てくるようなごちそうじゃなくていいんです。むしろゲストに気を遣わせないくらいのカジュアルさが家庭料理のいいところ。ちょっと華やかにしたいときは、器選びや盛りつけ、サーブの仕方で工夫してみましょう。

誰かを招いたら、まずは料理のテーマを決めるのがお薦めです。たとえば今回の中国料理っぽい献立は、和食の献立にもなじむ優しい味わい。でも、盛りつける器やお酒を中華テイストにすると、ぐっと雰囲気が盛り上がります。逆に、「いつもの延長でできる洋食」メニューは、カフェのようなワンプレートでより気軽に。締めにパスタを出すことで、おもてなし感が演出できるのです。 自分のために料理するのも楽しいけれど、誰かに喜んでもらうってうれしいこと。最初はちょっと緊張するけれど、料理の腕が上がることも間違いなし!

“かぼちゃピュレに秋野菜のソテーのせ”のつくり方

かぼちゃは季節感を感じる色合いも魅力。
ピュレというと難しそうに聞こえますが、バターやシナモンと一緒に煮て、撹拌するだけ。
上にはポリポリとした食感が楽しいれんこんやさやいんげんを、ピリ辛味で炒めたものをのせて。

材料材料 (3~4人分)

かぼちゃ1/4〜1/6個(正味300g)
シナモンスティック1本
バター25g
小さじ1/3
A
・ ミックスナッツ30g(粗みじん)
・ れんこん1節分(90〜100g)(1cmの角切り)
・ さやいんげん8本分(80g)(幅1cmに切る)
B
・ 胡麻油大さじ1と1/2
・ 豆板醤小さじ1/4
・ 花椒ホワジャオ小さじ1/4(たたきつぶす)
・ 豆豉5粒分(みじん切り)
・ にんにく少々(みじん切り)
・ 生姜少々(みじん切り)
・ 長ねぎ5cm分(みじん切り)
C
・ 醤油大さじ1
・ 黒すり胡麻大さじ1
・ 水大さじ1/2
胡麻油少々
黒胡椒少々

1かぼちゃをカットする

かぼちゃは皮と種を取り、小さめの一口大に切る。

2かぼちゃを煮る

鍋に入れ、水をひたひたに注ぎ、シナモンスティックとバターを加え、弱めの中火で15分ほど煮る。

3撹拌する

かぼちゃが柔らかくなったらシナモンスティックを取り除き、ミキサーで撹拌する。水分が多ければ鍋に移し、弱火にかけながら水分をとばし、濃度を調整する。塩で味を調える。

4野菜を炒める

フライパンに混ぜ合わせたBを入れて弱火にかけ、香りが出てきたらAを順に加えて炒める。いんげんの色が鮮やかになったら塩ひとつまみ(分量外)をふって炒め、Cを順に加えて炒め合わせる。

5仕上げ

器に③を広げて盛り、④をのせる。胡麻油を回しかけ、黒胡椒をふる。

完成

教える人

小堀紀代美

小堀紀代美

料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。

四季dancyu 2022秋
四季dancyu 2022秋
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833481502
2022年9月12日発売/1,100円(税込)

文:藤井志織 撮影:山田 薫