サルボ恭子さんの肉つまみレシピ
華やかな風味と鶏の旨味を楽しむ"鶏もも肉とパプリカのワイン蒸し煮"

華やかな風味と鶏の旨味を楽しむ"鶏もも肉とパプリカのワイン蒸し煮"

ワインで鶏もも肉を煮込むだけのシンプルレシピ。パプリカの優しい甘味と白ワインの酸味が美味しい一品です。ゆったり気分の週末に仕込める、手軽な肉つまみを料理研究家のサルボ恭子さんに教わりました。

“鶏もも肉とパプリカのワイン蒸し煮”のつくり方

鶏をマリネしている間にパプリカを切り、蓋の重い厚手の鍋に重ね入れるだけ。飲むワインを料理にも使い、飲みながらつくってはいかが。焦がさないように注意して。

材料材料 (2人分)

鶏もも肉4切れ(ぶつ切り 160g)
赤パプリカ1個(200g)
黄パプリカ1個(200g)
小さじ1
パプリカパウダー大さじ1
クミンシード小さじ1
ロゼワイン1/2カップ(白や軽めの赤ワインでも)

1下味をつける

鶏もも肉に塩をふり、パプリカパウダーとクミンシードを加えてよくもみ込む。

2パプリカをカットする

パプリカは縦半分に切ってヘタと種を取り除き、縦に3~4等分に切る。

3ワインを注ぐ

②を鍋底に並べ入れて上に①を重ね、ワインを注いで蓋をする。

4煮込む

③を中火にかける。グツグツと音がしてきたら弱火にして25分ほど煮る。途中、何度か蓋を開けて上下を返す。鍋の水分が少なくなったら火加減をさらに弱め、水を足す。パプリカがしんなりして鶏肉に火が入るまで煮、味をみて足りないようなら塩(分量外)で調えて、皿に盛る。

完成

教える人

サルボ恭子 料理研究家

老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリのホテルで勤務中にフランスの郷土料理に魅了される。現在は料理教室を主宰するほか書籍や雑誌で活躍。シンプルな素材を洗練された家庭料理に昇華させるレシピに定評あり。近著に『フランス共働き家庭の2品献立(』立東舎)。

この記事はdancyu2020年7月号に掲載したものです。

写真:サルボ恭子 文:編集部