料理の味を深めるお酢の基本レシピ
ほんのり酸味を効かせた"彩り野菜の焼きびたし"

ほんのり酸味を効かせた"彩り野菜の焼きびたし"

好みの野菜を香ばしく焼いて、ほんのり酢をきかせただし醤油に漬け込みます。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“彩り野菜の焼きびたし”のつくり方

3~4日は保存ができるので、たっぷりつくってストックしておくのもおすすめです。

材料材料 (4人分)

かぼちゃ150g
オクラ8本
みょうが4個
ズッキーニ小1本
万願寺唐辛子4本
モロッコいんげん6個
赤ピーマン2個
★ 漬け汁
・ だし汁1と2/3カップ
・ 酢2/3カップ
・ みりん大さじ3
・ 淡口醤油大さじ4
・ 赤唐辛子小2本

1野菜の下準備をする

かぼちゃは皮のまま洗い、種を取り、厚さ1cmに切り、長さを2~3等分に切る。オクラはガクを切り揃える。みょうがは縦半分に切る。ズッキーニは長さを半分に切り、厚さ1cmに切る。万願寺唐辛子はへたを切り落とす。モロッコいんげんは長さを2~3等分に切る。赤ピーマンは縦半分に切り、へたと種を取り、さらに縦半分に切る。

2漬け汁をつくる

鍋(アルミ以外)に漬け汁の材料を合わせて中火にかけ、ひと煮立ちさせ、大きめのボウルに移して冷ます。

漬け汁をつくる

3焼く

ガス台のグリルを熱して野菜を並べ、中火または強火で焼く。

焼く

4漬ける

熱いうちに漬け汁に入れ、そのまま冷ます。

漬ける
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ す
料理のてほどき さしすせそ す
味を深めるお酢の知恵

料理の手ほどき さしすせそ す
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478373
2020年01月31日発売 /770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。