衣が果物と汁をつないだ驚きの一体感!ジューシーな味噌汁。いちじくの酸味が清々しい余韻をもたらす。満足感たっぷりの野菜揚げレシピを、鎌倉で野菜料理屋「なると屋+典座」を営むイチカワヨウスケさんに教えてもらいました。
甘味の少ない硬めのいちじくは野菜感覚で使えます。品のいい薄衣で!
いちじく | 1個 |
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A | |
・ 薄力粉 | 40g |
・ 水 | 60ml |
揚げ油 | 適量 |
練りがらし | 適量 |
味噌汁* | 適量 |
*昆布でだしをとり、味噌を溶いておく。
ボウルにAを入れて混ぜ、ゆるめの衣をつくる。
たっぷりの揚げ油を180℃に熱する。いちじくを皮ごと①の衣にくぐらせ、軸を持って油にさっと勢いよく投入。途中で2、3度返し、衣が固まったら引き上げ、油をきる。揚げ時間は1分ほど。甘さが増すので揚げすぎに注意。
横半分に切ったいちじくを椀に入れ、味噌汁を張り、いちじくの上に練りがらしをのせる。
鎌倉は小町通りにある野菜料理屋「なると屋+典座」の店主。素材の繊細な香りや持ち味を生かしたシンプルな料理は、老若男女に愛されている。著書に『野菜だし』など。
この記事はdancyu2019年10月号に掲載したものです。
文:石原壮一郎 写真:牧田健太郎 レシピ取材:安井洋子