ねっとりとした里芋と、滋味深いしいたけの揚げ物は、実はブルーチーズと相性抜群!。満足感たっぷりの野菜揚げレシピを、鎌倉で野菜料理屋「なると屋+典座」を営むイチカワヨウスケさんに教えてもらいました。
里芋には下味をつけず、野菜そのままの香りを油で閉じ込めます。
椎茸 | 6~8個(どんこ) |
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里芋 | 3個 |
片栗粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
ブルーチーズ | 適量 |
里芋は皮をむき、厚さ1cmの輪切りにして、鍋に入れる。かぶるくらいの水を注ぎ、竹串がすっと通るまで柔らかくゆでる。
すり鉢(なければボウル)に里芋を入れ、熱いうちにすりこ木で潰す。大きな粒がなくなる程度のなめらかさになればOK。鉢の内側に広げ、粗熱が取れたらラップをせずに、冷蔵庫で冷ましながら水分をとばす。
椎茸の石突きを取り、軸はみじん切りにして②に混ぜる。軸を全部入れると多すぎるようなら加減を。
椎茸の笠の内側に、刷毛などで片栗粉をつけて余分な粉をはたく。笠の中に里芋を山形に詰める。
揚げ油を170℃に熱する。④の全面に片栗粉をつけて余分な粉をはたき、里芋がはがれないよう、おにぎりのようにぎゅっと握って、揚げる。そのままだと里芋の面が下になるので、時々上下が逆になるよう箸で押さえながら、5分ほど揚げて油をきる。
縦半分に切って器に盛り、ブルーチーズを添える。
鎌倉は小町通りにある野菜料理屋「なると屋+典座」の店主。素材の繊細な香りや持ち味を生かしたシンプルな料理は、老若男女に愛されている。著書に『野菜だし』など。
この記事はdancyu2019年10月号に掲載したものです。
文:石原壮一郎 写真:牧田健太郎 レシピ取材:安井洋子