満足感たっぷりの野菜揚げレシピ
しみ出る旨味に酒が進む"ごぼうの煮ふくめ揚げ"

しみ出る旨味に酒が進む"ごぼうの煮ふくめ揚げ"

醤油が焦げたような芳ばしい香りに、凸凹とした食感。素朴ながら変化に富んだ味で後をひく。日本酒が合う。満足感たっぷりの野菜揚げレシピを、鎌倉で野菜料理屋「なると屋+典座」を営むイチカワヨウスケさんに教えてもらいました。

“ごぼうの煮ふくめ揚げ”のつくり方

煮物を揚げるとおいしいんです! 潰すことで不均一な食感も楽しめます。

材料材料 (3~4人分)

太めのごぼう2本(4cmに切る)
昆布5cm角
うす口醤油大さじ2
大さじ2
片栗粉適量
揚げ油適量
適量
すだち適量

1ごぼうの煮物をつくる

鍋にごぼう、昆布、水1Lを入れ強火にかける。沸騰したら弱火にして30分ほど煮る。柔らかくなったら醤油、酒を加える。沸いたら火を止め、冷ます。一晩がベストだが最低でも1時間は置いて味をしみ込ませる。

ごぼうの煮物をつくる
薄味で煮込み、一晩かけて味を浸透させるのがベスト。

2ごぼうをつぶす

まな板にごぼうを置いて親指の根元でぎゅっと押し潰し、ヒビを入れる。

ごぼうをつぶす
ある程度、ヒビが入れば大丈夫。潰しすぎないように。

3揚げる

揚げ油を180℃に熱し、ごぼう一切れにつき片栗粉2~3つまみをさっくりとまぶしつけ、揚げる。時々返しながら、うっすら色づくまで揚げ、油をきる。

揚げる
粉のつき具合は均等でなくてOK。味にメリハリがつく。

4器に盛る

器に盛り、塩をふる。四つに切ったすだちを添える。

完成

教える人

イチカワヨウスケ 「なると屋+典座」店主

鎌倉は小町通りにある野菜料理屋「なると屋+典座」の店主。素材の繊細な香りや持ち味を生かしたシンプルな料理は、老若男女に愛されている。著書に『野菜だし』など。

店舗情報店舗情報

なると屋+典座
  • 【住所】神奈川県鎌倉市小町1‐6‐12 寿ビル2階
  • 【電話番号】0467‐23‐7666
  • 【営業時間】11:30~14:30(L.O.) 18:00~20:30(L.O.) 売り切れ仕舞い
  • 【定休日】火曜 第2・4水曜
  • 【アクセス】JRほか「鎌倉駅」より2分

この記事はdancyu2019年10月号に掲載したものです。

文:石原壮一郎 写真:牧田健太郎 レシピ取材:安井洋子

石原 壮一郎

石原 壮一郎 (コラムニスト)

1963年、三重県松阪市生まれ。大学時代に作成したミニコミ誌が注目を集めたことをきっかけに、雑誌編集の道に進む。1993年に『大人養成講座』(扶桑社)でコラムニストデビュー。シリーズ累計50万部を超す大ヒットとなる。以来、日本の大人シーンを牽引。2004年に上梓した『大人力検定』(文芸春秋)も大きな話題を呼び、テレビやラジオ、ウェブ、ゲームソフトなど幅広い展開を見せた。2012年には「伊勢うどん友の会」を結成し、2013年に世界初の伊勢うどん大使に就任。2016年からは松阪市ブランド大使も務める。近著に『思い出を宝ものに変える 家族史ノート[一生保存版]』(ワニプラス)、『本当に必要とされる最強マナー』『大人の人間関係』(ともに日本文芸社)などがある。