素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
白ワインにぴったりの"塩ゆで豚の香草焼き"

白ワインにぴったりの"塩ゆで豚の香草焼き"

にんにくと香草の香りが立ちのぼる、キリっと冷えた白ワインにぴったりの一品です。おかずとしてはもちろん、ワインのお供にも。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“塩ゆで豚の香草焼き”のつくり方

にんにく風味のオリーブオイルで香ばしく焼きます。調味料は少量の胡椒だけ。
あってよかった、塩ゆで豚!

材料材料 (2人分)

塩ゆで豚200g
にんにく1片
★ 香草
・ ローズマリー2枝
・ イタリアンパセリ適量
オリーブオイル大さじ1と1/2
胡椒少々
チコリ4枚(24g)
トマト小1個分(50g)(輪切り)

1下ごしらえ

塩ゆで豚は厚さ1cmに切る。にんにくは薄切りにする。ローズマリー、イタリアンパセリは長さ5~6cmに切る。

2にんにくを炒める

フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかけ、にんにくがカリカリになるまで炒め、にんにくを取り出す。

3焼く

塩ゆで豚、香草を入れ、中火で豚肉の両面を色よく焼きつけ、胡椒をふって器に盛り、にんにく、チコリ、トマトを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。