素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
バジルがアクセントの"鶏とエリンギの塩炒め"

バジルがアクセントの"鶏とエリンギの塩炒め"

鶏もも肉の脂の旨味をエリンギが吸い込み、絶妙なおいしさに仕上がります。レモンの酸味も相まって、夏にうってつけの味わいです!塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏とエリンギの塩炒め”のつくり方

バジルの香りむんむん。鶏肉は塩、胡椒で下味をつけておくのがポイントです。
白ワインを加えるとスッキリとした味わいに。レモンの果汁をたっぷりと搾りかけて召し上がれ。

材料材料 (2人分)

鶏もも肉1枚
★ 鶏の下味用
・ 塩小さじ1/4
・ 胡椒少々
エリンギ2本
バジルの葉30g(生)
にんにく1片分(薄切り)
オリーブオイル大さじ2
白ワイン大さじ1
小さじ1/3
胡椒少々
レモン2切れ(半月切り)

1エリンギをカットする

エリンギは根元を少し切り落とし、大きなものは縦4等分に切り、長さを半分に切る。小さいものは縦半分に切る。

エリンギをカットする

2鶏肉をカットする

鶏肉は大きめの一口大に切る。

鶏肉をカットする

3下味をつける

塩、胡椒をふって全体にからめ、下味をつける。

下味をつける

4にんにくの香りを立たせる

フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火で香りが立つまで熱する。

にんにくの香りを立たせる

5鶏肉を焼く

鶏肉を入れて中火で両面を色よく焼きつける。

鶏肉を焼く

6エリンギを加える

エリンギを加えて弱めの中火でエリンギがやわらかくなるまで炒め、白ワインをふり、塩、胡椒で調味する。

エリンギを加える

7仕上げ

バジルを加えてさっと炒め、バジルがしんなりしたら、器に盛り、レモンを添える。

仕上げ
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。