鶏もも肉の脂の旨味をエリンギが吸い込み、絶妙なおいしさに仕上がります。レモンの酸味も相まって、夏にうってつけの味わいです!塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
バジルの香りむんむん。鶏肉は塩、胡椒で下味をつけておくのがポイントです。
白ワインを加えるとスッキリとした味わいに。レモンの果汁をたっぷりと搾りかけて召し上がれ。
鶏もも肉 | 1枚 |
---|---|
★ 鶏の下味用 | |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 胡椒 | 少々 |
エリンギ | 2本 |
バジルの葉 | 30g(生) |
にんにく | 1片分(薄切り) |
オリーブオイル | 大さじ2 |
白ワイン | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/3 |
胡椒 | 少々 |
レモン | 2切れ(半月切り) |
エリンギは根元を少し切り落とし、大きなものは縦4等分に切り、長さを半分に切る。小さいものは縦半分に切る。
鶏肉は大きめの一口大に切る。
塩、胡椒をふって全体にからめ、下味をつける。
フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火で香りが立つまで熱する。
鶏肉を入れて中火で両面を色よく焼きつける。
エリンギを加えて弱めの中火でエリンギがやわらかくなるまで炒め、白ワインをふり、塩、胡椒で調味する。
バジルを加えてさっと炒め、バジルがしんなりしたら、器に盛り、レモンを添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ