荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
フレッシュなソースが心地よい"スズキのソテー トマトクリュ添え"

フレッシュなソースが心地よい"スズキのソテー トマトクリュ添え"

ソテーした白身魚に、フレッシュな味わいのトマトクリュを添えるだけで、メインの一皿になります。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“スズキのソテー トマトクリュ添え”のつくり方

トマトのカドが取れて味がなじんだトマトクリュが、淡白な白身魚の味わいを引き立てる。ミキサーにかけてピューレ状にすると、より手をかけたソースに変身。

材料材料 (2人分)

すずき2切れ(*)
適量
胡椒適量
小麦粉適量
バター大さじ1
オリーブオイル大さじ1
トマトクリュ1/2カップ(汁ごと)
ディル適量

*魚はほかに鯛、いさきなどもお薦め。白身魚でも青背魚でも。

1下味をつける

すずきの両面に塩、胡椒をふり、小麦粉を薄くはたく。

2ソテーする

フライパンにバターとオリーブオイルを入れて中火で熱し、①を皮目から焼く。皮目が香ばしく焼けたらひっくり返し、身の側を焼く。

ソテーする

3仕上げ

皿にトマトクリュを敷き、②をのせてディルを添える。

完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。