鶏肉の表面を焼き固めたら、野菜と自家製調味料のトマトクリュを加えて煮込むだけ。夏にぴったりの、酸味が美味しい煮込み料理です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。
カットトマトなどを使うよりも簡単に味が決まって、フレッシュ感が味わえる。鶏肉と野菜の旨味がしみ出た煮汁ごと、たっぷりと味わって。
鶏もも肉 | 小さめ2枚 |
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塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
小麦粉 | 適量(鶏肉用) |
A | |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
・ にんにく | 1片分(半割り) |
・ 赤唐辛子 | 1本 |
B | |
・ 玉ねぎ | 1/2個分(角切り) |
・ ピーマン | 2個分(角切り) |
・ トマトクリュ | 1カップ(汁ごと) |
・ 白ワイン | 50ml |
・ 水 | 50ml |
塩 | 小さじ1/2 |
イタリアンパセリ | 3枝分(粗みじん) |
鶏肉の両面に塩、胡椒をふり、小麦粉を薄くはたく。
フライパンにAを入れて弱火にかける。香りが出てきたら①を皮目を下にして入れ、動かさずにしばらく焼き、皮目にうっすらと焼き色がついたらひっくり返す。
鶏肉の全体が白くなり固まったらBを入れてざっと混ぜ合わせ、中火にして沸いたら蓋をし、20分ほど蒸し煮する。
塩で味を調え、イタリアンパセリを散らす。
料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也