料理を楽しむ人の日常ごはん~料理研究家の遠藤千恵さん編~
糀や発酵の旨味を活かした"スペアリブとズッキーニの煮込み"

糀や発酵の旨味を活かした"スペアリブとズッキーニの煮込み"

常備できる糀や発酵漬物を使った、旨味の深いスープのご紹介。季節ごとの素材をシンプルに調理するのが得意で、料理をすることが大好きな料理研究家の遠藤千恵さんに、気負わずできるレシピを教えてもらいました。

スペアリブとズッキーニの煮込みのつくり方

夏バテしそうなときこそ、温かいものを食べて体力をつけなくちゃ。そんなときは、泡菜の酸味を生かした煮込みをどうぞ。

材料材料 (4人分)

豚スペアリブ8本
玉ねぎ糀大さじ3
玉ねぎ2個分(くし形切り)
ズッキーニ2本分(厚さ1cmの輪切り)
にんじん1/2本(拍子切り)
泡菜(パオツァイ)適量
泡菜の漬け汁400ml
小さじ1/4
黒胡椒適量
香菜適量(粗みじん)

1スペアリブの下準備

スペアリブに玉ねぎ糀をもみ込み、冷蔵庫で一晩置く。

2煮る

鍋に泡菜の漬け汁と水200ml(材料外)を入れて強火にかけ、沸騰したらアクを取って中火にする。

3煮込む

①、玉ねぎ、泡菜、にんじんも加え、弱火で30分煮込む。

煮込む

4仕上げる

ズッキーニと塩を加え、ズッキーニが柔らかくなったら火からおろし、器に盛る。胡椒をふり、香菜をのせる。

完成

教える人

料理研究家 遠藤千恵

料理研究家 遠藤千恵

「ties」主宰。マクロビオティックを学んだ後に、フレンチシェフのもとで基礎となる技法を学ぶ。各国を旅して多様な食文化に触れながら、現在は神奈川県の自然豊かな土地で親交の深い生産者と近隣の付き合いから手に入る野菜を中心に、昔ながらの手仕事を取り入れた料理をつくっている。情報はインスタグラム(@ties.chie)で発信。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

構成・文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。