
味がしっかりとしみ込み、はちみつ効果で肉はしっとり柔らかです!甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
しっかりした旨味のある肩ロースでつくります。はちみつのとろみでじわじわと甘辛い味が肉に浸透。まろやかで、てりもしっかりと出たチャーシューが出来上がります。
| 豚肩ロース肉 | 400g×2(焼き豚用) |
|---|---|
| ★ 漬け汁 | |
| ・ 醤油 | 大さじ6 |
| ・ 酒 | 大さじ3 |
| ・ はちみつ | 大さじ2 |
| ・ 八角 | 1個 |
| ・ 生姜 | 1片分(すりおろし) |
| ・ にんにく | 2片分(薄切り) |
| ・ シナモンスティック | 1/2本 |
| ・ 長ねぎの青い部分 | 10cm |
| 青じそ | 16枚 |
| 長ねぎ | 8cm |
| 練りがらし | 少々 |
豚肉は味がしみやすいように竹串で穴をあける。

小さなボウルに漬け汁の醤油、酒、はちみつを入れてよく混ぜる。

ジッパー付きの保存袋に入れ、豚肉、残りの漬け汁の材料を入れる。袋の外からもみ込み、余分な空気を抜いてジッパーを閉じる。保存袋ごとバットに入れ、途中裏に返しながら冷蔵庫に6~8時間おいて下味をつける。

天板にオーブンペーパーを敷き、網を乗せ、その上に豚肉を並べる。

200℃のオーブンに入れ、途中、上下を返しながら、刷毛で漬け汁を塗り、30分ほど焼く。160℃に下げてさらに20分ほど焼く。

焼き豚を取り出して冷まし、厚さ5mmに切る。ねぎは縦半分に切り、斜めせん切りにして冷水にさらし、水気をきる。器に青じそを敷いてハニーチャーシュー、ねぎを盛り、練りがらしを添える。


身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ