「甘味」を使いこなす基本レシピ
まろやかな甘味がしみ込んだ"ハニーチャーシュー"

まろやかな甘味がしみ込んだ"ハニーチャーシュー"

味がしっかりとしみ込み、はちみつ効果で肉はしっとり柔らかです!甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“ハニーチャーシュー”のつくり方

しっかりした旨味のある肩ロースでつくります。はちみつのとろみでじわじわと甘辛い味が肉に浸透。まろやかで、てりもしっかりと出たチャーシューが出来上がります。

材料材料 (4~6人分)

豚肩ロース肉400g×2(焼き豚用)
★ 漬け汁
・ 醤油大さじ6
・ 酒大さじ3
・ はちみつ大さじ2
・ 八角1個
・ 生姜1片分(すりおろし)
・ にんにく2片分(薄切り)
・ シナモンスティック1/2本
・ 長ねぎの青い部分10cm
青じそ16枚
長ねぎ8cm
練りがらし少々

1豚肉に穴を空ける

豚肉は味がしみやすいように竹串で穴をあける。

豚肉に穴を空ける

2漬け汁をつくる

小さなボウルに漬け汁の醤油、酒、はちみつを入れてよく混ぜる。

漬け汁をつくる

3漬ける

ジッパー付きの保存袋に入れ、豚肉、残りの漬け汁の材料を入れる。袋の外からもみ込み、余分な空気を抜いてジッパーを閉じる。保存袋ごとバットに入れ、途中裏に返しながら冷蔵庫に6~8時間おいて下味をつける。

漬ける

4オーブンに並べる

天板にオーブンペーパーを敷き、網を乗せ、その上に豚肉を並べる。

オーブンに並べる

5焼く

200℃のオーブンに入れ、途中、上下を返しながら、刷毛で漬け汁を塗り、30分ほど焼く。160℃に下げてさらに20分ほど焼く。

焼く

6仕上げ

焼き豚を取り出して冷まし、厚さ5mmに切る。ねぎは縦半分に切り、斜めせん切りにして冷水にさらし、水気をきる。器に青じそを敷いてハニーチャーシュー、ねぎを盛り、練りがらしを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。