下ごしらえからしっかり手を加えた鶏ごぼうは、味のしみ込み具合も香りも一味違います。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
ごぼうとこんにゃくは下ゆでしてから煮る。この一手間で香りよく仕上がり、味もしっかりしみ込みます。七味唐辛子で味にポイントをつけて。
鶏もも肉 | 1枚(250g) |
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ごぼう | 1本 |
切りこんにゃく | 150g |
塩 | 少々 |
サラダ油 | 小さじ1 |
水 | 1/2カップ |
調味料 | |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
・ みりん | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 酒 | 大さじ1 |
七味唐辛子 | 少々 |
鶏肉は3cm角に切る。
ごぼうは長さ3~4cmに切ってから縦半分に切る。水でさっと洗って鍋に入れ、水(分量外)を適量加えて中火にかけ、煮立ってきたら蓋をして弱火で10分煮る。
こんにゃくは塩でもんで水で洗い、鍋に入れてひたひたの水(分量外)を加えて煮立ってきたら、火をやや弱めて5分ほどゆでてザルにあげる。
鍋にサラダ油を熱して鶏肉を入れて中火で表面を焼きつけ、ごぼう、こんにゃくを入れて炒める。水を加えて煮立ってきたら調味料を加え、蓋をして弱火で10~15分、汁気がなくなるまで煮つめて器に盛り、七味唐辛子をふる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ